ジョジョの奇妙な冒険と言えば、登場キャラクターの様々な名言も魅力の一つです。

でも、中には誤植による迷言もありますよね。

その中でも特に有名なのが「何をするだァーーーッ」ではないでしょうか?

由緒正しいイギリス貴族の家系に育ったジョナサンが、突然発した東北訛りのセリフは、漫画史に残る誤植と言えるのではないでしょうか?

今回はこの「何をするだァーーーッ」について、考察したいと思います。

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「何をするだァーーーツ」の誤植

こちらが実際の誤植画像です。

突然、愛犬のダニーをディオに蹴り上げられ、激高したジョナサンは、力強く拳を握り、このセリフを発しています。

しかし、感情を爆発させ発せられた言葉ですが、訛りが気になってセリフが頭に入ってきません…。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド 単行本1巻」

ダニー、痙攣しちゃってますね。私も犬を飼っているので、ジョナサンの怒りはとてもよく分かります。ジョナサンも愛犬が失神するほど強力に蹴り上げられ、激高すれば、セリフの一つも噛んでしまうでしょう

そして、こちらはその直後のコマです。

ジョナサンの口から突然発せられた、東北訛りの言葉など全く意に介せず、財産の乗っ取りしか考えてない、ディオの思考が何ともシュールです。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド 単行本1巻」

普通、誤植があれば、次版ですぐに直されそうですが、改版されてもなぜかそのままでした。

そのせいか、この「何をするだァーーーッ」は、非常に有名な誤植になってしまいました。

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修正後のセリフ

ちなみに現在では、この誤植は「何をするだァーーーッ」と、しっかりと修正されています。

“ん”が入るか入らないかだけの誤植なのに、全然印象が違いますね…。

何をするんだァー

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド 文庫本1巻」

ちなみに、修正されたのは、なんと第66刷でのことだったとか…。

一体どうして、こんなに放置されていたのでしょうか?

間違いがそのままだった理由

この「何をするだァーーーッ」を含め、ジョジョの奇妙な冒険では様々な誤りがそのまま放置されています。

その理由は、実は作者の荒木先生に、このようなポリシーがあるからなんだそうです。

僕にとって過去の作品は日記みたいなもの。記録なんです。
ほかの作家の方はどうかわからないけど、どの作品でも「あれは失敗したなぁ」とか「自分の歴史のなかで、なかったことにしたい」なんて気持ちはまったく起きないんですよね。

例えば前のページでは右足をケガしてるのに、後ろのほうでは左足になってたなんてことがあっても(笑)、それはそれでいいと思っちゃう。
コミックとして出版されるときには、やっぱり書き直してほしいって言われるんですけどね。

それでも僕は、「できればそのままにしておきたいなぁ」と。直したくないんですよね。汚点もまたよし。それも含めて僕の記録だと思ってますから。

誤植が長年そのままなのも、実は荒木先生の意志によるものだったんですね~。

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まとめ

というわけで、今回はジョジョの奇妙な冒険における伝説の誤植「何をするだァーーーッ」について書きました。

友人が偶然、古い単行本を持っていたため、私も自分の目で直接見ることができて感慨深かったです。

ジョジョの奇妙な冒険の名言や迷言は、特にファントムブラッドに多いように思います。

みなさんもまた第一部から読み直してみてはいかがでしょう?