第五部の黄金の風の中で、最も人気があるキャラクターの一人はブチャラティですよね(*^^)v

彼はボスとの初遭遇時の激闘の時に、心臓まで損傷する致命傷を受けましたが、ゴールド・エクスペリエンスの手当てによって、生き永らえました。

でも、その時から、“痛みを感じない”“出血しない”などの異変が現れます。

ブチャラティ自身も、自分は既に死んでいて、ゴールド・エクスペリエンスの能力で延命しているだけだと悟っているようでした。

自分が正しいと信じることのために殉じた、ブチャラティですが、果たして彼はいつ死亡したのでしょうか?

ここでは、ブチャラティの戦いを振り返りながら、彼の死について考察してみたいと思います。

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もくじ

ブチャラティの死亡シーンをおさらい

改めて、ブチャラティの死亡シーン(現時点では、魂が天に召されたシーンとします)を振り返ってみます。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 39巻」P.142

この一連のシーンは、シルバー・チャリオッツ・レクイエムのせいで、ややこしい状態です。

ここではブチャラティに絞って、整理しますが、全体を理解したい場合は、こちらの記事に詳しく書いたのでご覧ください。

まず、ここに至るまでには、このような経緯を辿りました。

ブチャラティ死亡までの経緯

  1. ブチャラティがディアボロと知らずに、ドッピオを連れてコロッセオに到着
  2. 矢を奪われそうになったポルナレフが、シルバー・チャリオッツ・レクイエムを発動
  3. ブチャラティの魂が、ディアボロの体に乗り移る
  4. ドッピオの魂が、ブチャラティの体に乗り移る
  5. ブチャラティの体から命が失われ、先にドッピオが昇天
  6. ブチャラティがシルバー・チャリオッツ・レクイエムを破壊し全員の魂が元に戻る
  7. 戻る体が無い(元の体は既に生命維持機能が無いため)ブチャラティが昇天

自分の体に戻ったら、ほどなく死ぬことが分かっていながら、勝利のためにシルバー・チャリオッツ・レクイエムを破壊しました。

個人的には主人公のジョルノ以上に、活躍したキャラクターだと思います。ブチャラティからは、荒木先生の寵愛を感じます。

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ブチャラティの異変シーン

そんなブチャラティには、最初のキング・クリムゾンとの戦いから、異変が起きます。

最初に気付いたのは、ジョルノでした。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 35巻」P.125

その後、ブチャラティ自身も自分の死が間もないことを自覚していることが描写されます。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 37巻」P.205

ブチャラティ自身は、最初のボスとの戦闘の時に、既に死んでいて、自分がゴールド・エクスペリエンスの能力で生かされているのだと考えていました。

ブチャラティはいつ死んだのか?

では、ブチャラティは、いつ死んだのでしょうか?

本人はボスとの戦闘時に、既に死んでいたと考えていたようです。

しかし、それはあくまでも肉体の生命機能が、失われたタイミングだと思います。やはり、人生の終わり、この世での活動の終わりを本当の死と考えることが自然ではないでしょうか?

そうじゃないと、それ以降の彼のリーダーシップや、オアシスとの激闘などを否定してしまう気がします。

ブチャラティの最後の輝きに敬意を表して、当ブログではブチャラティの死亡は、やはり『シルバー・チャリオッツ・レクイエムを破壊して、魂が天に召された時』とさせていただきます。

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ジョルノは大丈夫だったのに…

ちなみにジョルノは生命機能を失った後の体に、戻っても大丈夫でした。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 38巻」P.293

もちろん、キング・クリムゾンの攻撃で受けた致命傷は、ゴールド・エクスペリエンスの能力で治しています。でも、彼だけは元の体に無事に戻れてしまうのは、なぜなんでしょうか(^^;

死亡直後に傷を治せば、生き続けることができるというなら、ブチャラティも生き続けられたような気がするんですが…。

あるいは、ジョルノ自身もブチャラティのように、ゾンビ化してたんでしょうかねぇ?

まとめ

というわけで、今回はブチャラティが死亡したのは、いつだったのかを考えてみました。

私は[死亡=肉体の死]ではないと考えたい人間なので、この世に影響を残している限り、その人は生き続けているという考え方です。

ましてやブチャラティは、肉体が死んだ後も、リーダーとして中心的な働きをしました。そのため『シルバー・チャリオッツ・レクイエムを破壊して魂が天に召された時』を彼の死のタイミングとしました。

そういう意味では、組織を引き継いだ後も、ジョルノやミスタと共に生き続けたのかもしれませんね…。