『黄金の風』に登場するナランチャは、親に愛されず、友達にも裏切られた不幸な生い立ちのキャラクターです。でも、そんな不幸を感じさせない明るい性格で、人気の高いキャラクターです。

私もナランチャは好きなキャラクターです。エアロスミスが使えたら、ビュイ~~ンとぶっ飛ばしてみたいです。機銃や爆弾は危なくて使えないので、あくまでも飛ばすだけですけどね(^^;

そんなナランチャに関する謎として、よく話題に上がるのが、彼の死亡シーンです。

ナランチャは、鉄格子に刺さった状態で息絶えていました。

しかし、突然過ぎて、どうやって殺されてしまったのか、よく分からないんですよね…。

いったい彼はどのようにして、ボスにやられてしまったんでしょうか(-_-;)

私なりに考えてみました…。

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ナランチャの死亡シーン

まず問題のナランチャの死亡シーンから、おさらいしていきましょう。

ナランチャは、ボス(ディアボロ)のスタンド、キングクリムゾンによって倒されました。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 38巻」P.282~283

しかし、彼の死体だけが描かれているだけで、どのように攻撃されたのかが分かりません。

また、ナランチャが刺さっている鉄格子も、どこに合ったものなのか、前後のシーンを見てもよく分かりません。

恐らく門の上部に付いている鉄格子のようなんですが、そのようなものが付いてないんですよね…。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 38巻」P.251

というわけで、整理しながら見ていきましょう。

ナランチャの死因

ナランチャの直接の死因は、鉄格子に串刺しにされてしまったことです。

他に外傷が無いので、キングクリムゾンの打撃攻撃などは、受けてないと考えられます。

また、体を貫くほど、深く刺し込まれてしまっています。特に頭部などは、固い頭蓋骨に守られている部分ですが、それすらも、鉄格子に貫かれています。

鉄格子に向けて投げつけた程度では、このような状態になるとは考えにくいでしょう。

やはり、キングクリムゾンによって、直接、鉄格子に串刺しにされてしまったと考えられます。

ちなみにこの鉄格子が、元々どのような状態だったのかは、描かれていないため不明です。

直前の状況

ナランチャがやられてしまったシーンの直前の状況も整理してみましょう。

まず、一連のこのシーンは、シルバーチャリオッツ・レクイエムにより、魂と体が入れ替わるというカオスな状態です。

それぞれのキャラクターの魂は、次のキャラクターの体に移っています。

  • ナランチャ⇒ジョルノ
  • ブチャラティ⇒ディアボロ
  • ジョルノ⇒ナランチャ
  • ミスタ⇒トリッシュ
  • トリッシュ⇒ミスタ
  • ディアボロ⇒ミスタ(の体に移ったトリッシュの魂)
  • ポルナレフ⇒亀
  • ドッピオ(ディアボロのもう一つの人格)⇒ブチャラティ

そして、ナランチャはコロッセオに駆け込んできたボス(の姿をしたブチャラティ)を警戒するために、門の上部に飛び移っています。(メチャクチャ身軽です)

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 38巻」P.240

ナランチャが死亡するシーンの直前に、時間が飛ばされている描写があります。そのため、ナランチャへの攻撃には、キングクリムゾンの能力が使われたことは確実です。

また、ボスが取り付いたトリッシュは、ナランチャの真下に位置しています。これは十分、キングクリムゾンの射程距離の中です。

しかし、ジョルノやミスタは、すぐ横に立っているため、そっちを攻撃した方が確実な気がしないでもないです。

まぁ、ジョルノが倒されちゃったら、物語が成立しないので、そこは深く追求しないでおきましょう(^^;

というわけで、状況が整理できたところで、今度はキングクリムゾンの能力の方をおさらいしておきましょう。

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キングクリムゾンの能力

さすが『黄金の風』のボスキャラ、ディアボロのスタンドだけあって、超強力な能力です。

個人的には、レクイエム能力とか、メイドインヘブンのような、特殊なスタンド能力を除けば、最強のスタンド能力だと思います。

そんなキングクリムゾンの能力はこの2つです!

予知能力(エピタフ)

十数秒程度の未来を、予測できる能力です。

ハッキリ言ってこれだけでも、超強力な能力です。

ディアボロ曰く「未来という目の前にポッカリ開いた落とし穴を見つける能力」です。

そう言われると、凄い説得力がありますね。メチャクチャ強力で卑怯な能力です…。

時間飛ばし能力

もう一つが、最大十数秒程度の時間を消し飛ばす能力です。

消し飛ばした事実は完全に消えるため、記憶すら残りません。消し飛ばした事実を把握していて、その中を行動できるのは、あくまでもディアボロ本人だけです。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 35巻」P.76

例えば、エピタフで予測した未来の中で、自分が攻撃されて重傷を負ってしまうことが分かれば、攻撃を受けている時間帯だけ飛ばしてしまえば、重傷を負うという事実を消し去ることができます。

都合の悪い事実だけ、消し飛ばすことができるので、やっぱり、非常に強力で卑怯な能力です。こっちの方は、いわば「未来に開いた落とし穴を塞ぐ能力」です。

ただし、ザ・ワールドとは違い、消し飛ばした時間の中で直接相手を攻撃することはできません。

できることは、血液を飛ばして目つぶしをするような、間接的な行為だけのようです。

以上を踏まえた上で、ボスがどのようにして、ナランチャを殺害したのかを考えてみました。

以上を踏まえたナランチャの殺害方法の結論

状況やキングクリムゾンの能力を考えると、やはり、ナランチャの殺害方法はキングクリムゾンで、体を捕まえられて、鉄柵に刺し込まれただけでしょう。

でも、それだけだったら、時間を飛ばす必要は無いはずです。しかし、実際に時間が飛ばされた後に、ナランチャは殺害されています。

ポイントになるのは、何のために時間が飛ばされたのかです。

ここで重要なのは、この時点でボスは、自分の意思で自由にできる体を持っていないということです。

自分の居場所がバレてしまうと、途端に窮地に立たされてしまいます。

そのためには、攻撃している姿を目撃されるのを避ける必要があるわけです。

つまり、能力を使った目的は、ナランチャを掴んで鉄柵に刺すまでの時間帯を消し飛ばすことと考えられます。

従って、整理するとナランチャの最期は、こうだと考えられます。

  1. トリッシュの体に取り付いた状態で能力を発動
  2. トリッシュの体からキングクリムゾンを出してナランチャを捕らえる
  3. 捉えたナランチャを鉄柵に串刺しにする
  4. 再びトリッシュの体に引っ込む
  5. 一連の時間の流れの中からナランチャを鉄柵に串刺しにした時間帯以外を消し飛ばす

要はキングクリムゾンの姿が見えている時間帯だけ、消し飛ばすことで、自分の居所を気付かれないようにしただけです。

ナランチャの最期は突然、鉄柵に刺された状態になっています。そのため、死んだ理由が分からなくて混乱しやすいシーンです。

でも、状況やキングクリムゾンの能力を整理してみると、シンプルなやられ方だったようです。

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まとめ

『黄金の風』の途上人物って、結構あっけなくやられてしまうイメージですよね。

学校に行き、ポルチーニ茸を乗せたマルガリータピザを食べる、というささやかな夢を見ながら逝ってしまったナランチャ…。

その最後は、力任せに鉄柵に突き刺されるという最期でした。

ジョジョの奇妙な冒険の中でも、好きなキャラクターの一人なので、当時、連載を読んでいた時に、凄く悲しかったのを覚えています。

そんなナランチャを偲んで、マルガリータピザを食べようと思います…。