バッドカンパニーは、虹村形兆が操るスタンドです。

歩兵に加えて、戦車や攻撃ヘリまで存在するという、群体型タイプの最初のスタンドです。

圧倒的な戦闘力を誇るスタンドですが、日常生活で役立てようと思うと、何の活用方法も見いだせない困った能力です(-_-;)

そんなバッドカンパニーは、戦闘機のスタンドであるエアロスミスと比較されることが多いようです。

果たして、軍隊と戦闘機ではどっちの方が強いんでしょうか?

今回はバッドカンパニーの活用方法を考えながら、エアロスミスとどっちが強いのかを考えてみます。

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もくじ

バッドカンパニーの能力

バッドカンパニーは、複数の個体を持つ群体型スタンドです。個々の個体は、実際の大きさの1/10程度ですが、所持している兵器は、本物と同じ機能を持っています。

その数は歩兵60名戦車7台戦闘ヘリ・アパッチ4機です。歩兵の中には、康一を攻撃したグリーンベレーも含まれるようです。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 18巻」P.278

これ以外にも地雷を設置できるなど、実際の軍隊が持つ機能を一通り有しています。

一体あたりの破壊力は低いですが、歩兵部隊のM16ライフルは、金属製のライターを貫通する威力があります。そのため、斉射攻撃をすれば、十分な殺傷能力があります。

億泰も歩兵部隊の斉射攻撃を顔面に被弾して、命を落としかけました。

また、部隊全員で一斉攻撃すれば、”家をブッこわす”くらいはできるようです。

特徴

群体型スタンド共通の特徴として、一体や二体くらい、倒されても本体にはほとんどダメージがありません。

ただし自称”几帳面な性格”の形兆にとって、僅かでも兵士が倒されると、隊列が乱れて“気分がムカつく”ようです。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 18巻」P.279

射程距離は家の敷地内程度は部隊を展開できるようなので、遠隔操作型に分類されます。

【基本スペック】
項目 評価 備考
破壊力 B 一斉攻撃すれば、家を破壊できるほど
スピード B 歩兵部隊は人間と同程度
射程距離 C
持続力 B
精密動作 C
成長性 C

数体程度の被害なら、ほぼダメージ無しで、射程距離もそれなりに長いです。そのため、本体は安全な場所に隠れていれば、一方的に攻撃できます。

しかも、1/10スケールなのも、有利な点です。

原作でもそうですが、屋内に誘い込めば、逃げ場のない相手を一方的に負い詰めることができます。

基本スペックは平凡ですが、実際の戦闘力はかなり高いです。

特殊能力

バッドカンパニーには、特殊能力と呼べるような、超能力はありません。

ただ、歩兵部隊はライフル銃や地雷を装備していますし、戦車は強力な戦車砲を備えています。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 19巻」P.14

アパッチは機銃やロケット弾を発射可能です。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 19巻」P.15

このような兵器は、特殊能力と呼べないこともないです。

というわけで、バッドカンパニーはこのような強力な戦闘能力を持っているスタンドです。

で、気になるのが、同じ攻撃兵器のスタンドである、エアロスミスとどっちが強いのかということです。

戦闘機の方が圧倒的に強そうな気がするのですが、それぞれのスタンドの特徴を考えると意外なことが分かります。

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エアロスミスとどっちが強い?

まず比較対象のエアロスミスは、このような特徴があります。

エアロスミスの特徴

  • 射程距離が長い
  • 二酸化炭素を探知して、生命体の位置を把握する(視覚が無い)
  • 攻撃手段は機銃と爆弾
  • 高い機動力を持つ

一言で表現すると、射程距離は長く機動力も高いが、視覚が無いことが大きな弱点だということです。

しかし、機銃や爆弾などを装備しているため、破壊力と殺傷力は、バッドカンパニーと互角と言えます。

これを踏まえて、シチュエーション別に考えてみました。

接近戦

まず、本体同士が接近している状態での戦闘の場合、お互い直ちに本体に向けて総攻撃をするだけになるでしょう。

どちらも銃や砲弾の射撃による、回避困難で殺傷力の高い攻撃を持っています。

そのため、先に相手に攻撃を仕掛けた方が、勝利しそうです。

遠距離戦

遠距離戦の場合は、2つのシチュエーションに分けて考えると良さそうです。

エアロスミス側が遠距離攻撃を仕掛けている場合

エアロスミスの最大の弱点は、視覚が無いことです。

離れた場所では、二酸化炭素を探知することしかできないため、動きを把握できるのは、生物だけです。

スタンドの存在には気付けないので、当然攻撃されていることにも気付きません。そのため、先にエアロスミスの存在に気付かれてしまうと、一方的に攻撃を受けて敗北は必至です。

エアロスミスは敵本体を見つける能力は高いので、先にバッドカンパニー側の本体を見つけられるかがカギになりそうです。

バッドカンパニー側が遠距離攻撃を仕掛けている場合

この場合はバッドカンパニーが圧倒的に有利です。

エアロスミス側の本体を見つけ出した時点で、総攻撃を仕掛ければ、エアロスミスでは防ぎきれないでしょう。

バッドカンパニー側の部隊を、エアロスミス一機で全滅させるのは、ある程度の時間が必要です。

エアロスミス側は、本体が見つかってしまったら、負けたも同然です。

以上を踏まえると、バッドカンパニーの方に分がありそうというのが、このブログの結論です。

有効度

バッドカンパニーは、圧倒的な戦闘力があることが分かったわけですが、日常生活では役立つのでしょうか?

部隊を構成する、歩兵や戦車、攻撃ヘリなどは、武器で攻撃する以外は、特別な能力はありません。

平和的に生活するためには、銃や大砲なんて何の役にも立ちません。

アパッチも小型なので、自分が乗り込むこともできません。4機だけでは、吊るして運んでもらうのも難しそうです。

戦車の上に乗って移動するのも、難しそうです。

結局は、傷付けたり破壊することしかできない能力なので、かなり使い勝手が悪い能力です。

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リスク

装備している武器は、かなりの破壊力です。

そのため、銃や大砲を発射すると、周囲の物や人間に危険が及びます。

能力を使うこと自体に、リスクが伴うスタンドです。

悪用度

すぐに思い付く悪事は、破壊や殺傷の類ですが、テロリストでもなければ、そんな使い方をしても何の得もありません。

完全犯罪をしようと思っても、破壊の後が残ってしまう能力なので困難です。

ただ、破壊したり傷つけたりするだけの能力では、悪事にも役立ちません。

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世界への影響

世の中には、バッドカンパニーよりも、破壊力のある兵器がたくさんあります。

そう考えると、いくらバッドカンパニーの破壊力が凄いと言っても、さほど大きな影響力は無いでしょう。

使い道と活かし方

バッドカンパニーは、小型で運用がしやすい軍隊のスタンドです。

これを活かすと、次のような使い方が良さそうです。

バッドカンパニーの活かし方


バッドカンパニーは、軍隊としての機能を持ったスタンドです。

1/10スケールですが、逆にそれがメリットです。

そこで、要人警護など、ある程度の戦闘力が必要な警護職が向いていると思います。

アパッチを飛ばして、建物内をパトロールできますし、重要なポイントには歩兵部隊を潜ませて、警備可能です。

歩兵のライフルは、数発程度なら致命傷にならないため、過剰防衛にならずに済みます。アパッチのロケット弾でさえも直撃しても、さほどの大怪我にはなりません。

平和的に使うのであれば、こんな使い方が良さそうです。

総合評価★★☆☆☆

バッドカンパニーは、高い戦闘力を持っていますが、能力がシンプルに破壊と殺傷だけにしか使えないものです。

日常生活で、ライフルや戦車砲を発射する必要なんて無いので、使い勝手が悪い能力です。

うっかり、ロケット弾をぶっ放したりしたら、あっという間に器物破損なので、おいそれと能力も使えません。

そんなわけで、総合評価は★★☆☆☆としました。

持ってても能力が使えないのでは、しょうがないですよね。

『ダイヤモンドは砕けない』にはもっと便利なスタンドも登場するので、そっちを選んだ方が良さそうです(^^;

§バッドカンパニーが登場する巻(文庫本)§