バーニング・ダウン・ザ・ハウスはエンポリオが操るスタンドです。
物語中ではエンポリオのキャラクター紹介のところで、スタンド名が触れられているだけなので、こんな名前だって知ってる人は少ないかもしれませんね。
能力は、物体の幽霊を作り出すというものです。それだけだと、何のことやらッて感じですよね。でも、この能力、人類に貢献できる凄い能力なんです。
というわけで、今回はバーニング・ダウン・ザ・ハウスの能力の考察と、活用方法を考えてみます。
もくじ
バーニング・ダウン・ザ・ハウスの能力
バーニング・ダウン・ザ・ハウスの能力は、エンポリオいわく、過去にそこに存在した物体の幽霊を作るというものです。
過去にそこに建っていた建造物を家具などの家財も含めて、幽霊として具現化できます。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 41巻」P.221
とは言え、他人にも認識可能で、実際にそれを使うこともできるため、幽霊を作るというよりも、再生させると表現した方が適切です。
エンポリオ自身も、拳銃を武器として使用しています。ただし、その銃で生物を殺傷することはできないようです。
一方、部屋の品物は、エンポリオ以外も触ることができています。ゴキブリも、本の幽霊の下敷きになって死んでいます。
なぜ、拳銃だけ無効なのかは不明です。
スタンドの像は不明で、原作中でもその姿は登場しません。恐らくクヌム神のような、像を持たないタイプのスタンドのようです。
そのため、近距離パワー型に分類しました。
特徴
またしても、全てのスペックが”なし”にされてしまっています。
少なくとも、持続力は“A”ではないかと思いますし、他の評価もちゃんと付けられるのではないかと思います(^^;
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
破壊力 | なし | |
スピード | なし | |
射程距離 | なし | |
持続力 | なし | 確実にAだと思います |
精密動作 | なし | |
成長性 | なし |
スタンドの像を持たないため、打撃攻撃のような直接的な戦闘能力は持ちません。
また、エンポリオはグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所で入手した拳銃や携帯電話をずっと所持していました。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 50巻」P.207
一度幽霊にした物は、その場を離れても存在し続けることができるようです。
特殊能力
バーニング・ダウン・ザ・ハウスの特殊能力は、過去にその場所に存在した物を幽霊にして具現化することです。
その能力には、次のような特徴があります。
- 幽霊化した物体は、実際に使用可能
- 幽霊の拳銃では生物を攻撃することは不可能
- 飲食物は実際に味がする
- その場から幽霊を持ち出しても存在可能
- 幽霊は他人も使用できる
- 幽霊の部屋には壁の隙間などから進入できる
実は、過去に存在した物は、何でも幽霊にして使用できます。しかも、どこでも誰でも使用可能という、もの凄い能力です。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 41巻」P.223
エンポリオ自身が、上手に使いこなせてない所が残念です。
有効度
幽霊として再生した物は、能力を解除したり、バーニング・ダウン・ザ・ハウスのスタンドから離れすぎると、消えてしまうという欠点があります。
そのため、幽霊化した物体を使用して恩恵を受けられるのは、バーニング・ダウン・ザ・ハウスのそばにいる間だけとなります。
そのため、有効な使い方としては、昔の建造物の中に存在した、本や文書などの情報を得るというのが、みんなが恩恵を受けられる使用方法です。
リスク
危険物を幽霊化したとしても、他人を傷つけることには使用できません。
そのため、能力を使っても、他人を危険に巻き込む可能性は低いです。
ちゃんとコントロールして能力を使用すれば、リスクはほぼありません。
悪用度
スマートな悪事としては、他人が紛失した、クレジットカードやキャッシュカードなどを、幽霊化することでしょうか。
幽霊カードを使って、買い物をしたり、お金を引き出したりして金品を得ます。能力を解除すれば、証拠も残さずに済みます。
幽霊カードの磁気やICチップを読み取れるかは不明ですが、ネット決済などを使えば問題無いはずです。
ただし、最初に幽霊カードを入手するためには、誰かがカードを紛失した事実と、紛失した場所を知る必要があります。
また、紛失した金品などを幽霊化して、それを売ったり、使ったりする詐欺行為もできそうです。
世界への影響
バーニング・ダウン・ザ・ハウスの能力は、過去に失われたものを幽霊化するだけなので、現在ある物には特に悪影響はありません。
幽霊化したものが、直接他人に危険を与えたりもしません。
そのため、世界への影響はありません。
使い道と活かし方
様々な物の幽霊を作り出す、バーニング・ダウン・ザ・ハウスの能力を使うと、歴史の様々な謎も解くことができるかもしれません。
そこで、こんな活用方法を考えてみました。
バーニング・ダウン・ザ・ハウスを使えば、過去に存在した建築物などを、再現することができます。
そこで、遺跡などを幽霊化して再現することで、歴史の研究に役立てることができそうです。
また、紛失してしまった本や手帳、文書などに記載された情報なども、幽霊にして復活させることで知ることができます。
このような失われた情報を再現する使い方をすると、人類に大きく貢献できそうです!
総合評価★★★★★
バーニング・ダウン・ザ・ハウスは他者へ貢献するためなら、主に過去の情報を再生して伝えるというものになります。
でも、自分で使うなら、生活に必要なあらゆる物は、幽霊化した物品で事足りてしまいます。
そして、能力を使うことによるリスクが少ないこともいい点です。
以上を踏まえて、総合評価は★★★★★としました。
自分だったら、海辺の豪邸での優雅な暮らしなんかがしたいです…。
§バーニング・ダウン・ザ・ハウスが登場する巻(文庫本)§