スカイ・ハイはDIOの息子、リキエルが操るスタンドです。

謎の生物、“ロッズ”を操り、人間の体温を奪うという能力です。

体温を奪われた部分は生理機能を失うため、相手に害しかもたらさない能力のような気がします。

果たして、こんなスタンドに、活用方法などあるのでしょうか?

というわけで、今回はスカイ・ハイの能力の考察と、活用方法を考えてみます。

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もくじ

スカイ・ハイの能力

スカイ・ハイは謎の生物、ロッズを自在に操ることができるスタンドです。

スタンドは腕時計のような外見で、腕に巻き付いています。このスタンドを使って、ロッズを操ります。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 48巻」P.7

人間型のスタンドではないため、直接攻撃などはできません。また、スタンド自体には、ロッズを操る以外の能力はありません。

スカイ・ハイが操るロッズは、時速200kmもの高速で飛行することができます。その外見はロッズ(竿)という名前の通り、棒状の体をしており、体調は20cm~25cm程度です。そのため、人間の肉眼では捉えることが難しいです。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 47巻」P.240

そのような高速で飛行しながら、体に備わった熱吸収細胞を使って、対象の体温を奪います。

体温を奪われた部分は、生理機能が低下します。ダメージが増えると機能停止してしまい、人体に健康被害が出ます。

体温を奪われる場所が、生命維持に重要な器官の場合は、命を失う可能性があります。

特徴

スカイ・ハイは、腕時計のように、本体の腕に巻き付いているだけのスタンドです。

そのため、破壊力やスピード、精密動作性という概念が存在しないため、それぞれ“なし”になっています。

また、射程距離の“肉眼で届く範囲”というのは、ロッズを操作できる範囲のことです。

本来の射程距離の意味で言えば、本体に密着した状態でしか発現させられないため、非常に短いです。そのため、近距離パワー型に分類されます。

【基本スペック】
項目 評価 備考
破壊力 なし 直接攻撃能力が無いため
スピード なし 腕に貼り付いていて移動できないため
射程距離 肉眼で届く範囲
持続力 C
精密動作 なし 自分自身が動けないため
成長性 なし

相変わらず成長性を“なし”なしにされている可哀そうなスタンドです。

スタンドである限り少しは成長すると思うのですが、ストーンオーシャンに登場するスタンドは、成長性を否定されているものが多いですね(^^;

特殊能力

特殊能力はロッズを自在に操るというものです。能力の影響範囲は、視認できさえすれば、どんなに先でも操作可能です。

ただし、ロッズを操る以外には、何も能が無いスタンドです。

そんなスカイ・ハイが操るロッズには、次のような特徴があります。

  • 飛行速度は時速200km程度
  • 死ぬとドロドロに溶けて消滅する
  • エネルギー源は生物の体温
  • 体温を奪い続けることでその部分の生理機能を失わせることができる

時速200kmで飛行中でも、生物の体温を奪うことができるため、相手は攻撃を受けていること自体に気付きません。

また、スカイ・ハイがロッズを操る精度は、距離が離れていると落ちてしまいます。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 47巻」P.251

相手の急所をしっかり狙うためには、その場所を視認できる必要があるようです。

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有効度

体温を奪うことで、助けになるシチュエーションというと、高熱を出している時が考えられます。

ただし感染症による発熱の場合は、熱を出して免疫力を高めているという側面もあるので、奪い過ぎは逆効果です。

そのため、熱中症患者の体温を適度に奪って、症状を緩和するような使い方が良いかもしれません。

リスク

スカイ・ハイはロッズを、完全にコントロール可能です。

そのため、故意でない限りは、能力を使っても、他人に危害を加えることはありません。

能力を使うことによる、リスクは無いと言えるでしょう。

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悪用度

物語の中で、リキエルがやった通り、脳の視床下部の機能を奪うことで、相手の視覚を一時的に奪うことが可能です。

そこで、目が見えなくなった相手から、金品を盗むなんて使い方ができそうです。

念のため、脳全体の体温を奪って、意識不明の状態にしておくと、犯行が確実に成功するでしょう。

世界への影響

ロッズを操れるのは、肉眼で認識できる範囲です。

また、ロッズは完全にコントロール可能です。

それを考えると、世界への影響は皆無と言っていいでしょう。

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使い道と活かし方

スカイ・ハイの活用方法を考える際には、体温を奪うことがプラスになるシチュエーションを考えると良さそうです。

そこで、こんな使い道を考えてみました。

スカイ・ハイの活かし方


最近の地球温暖化により、真夏での屋外での作業は、命の危険すら伴うものになってきています。

そこで、屋外の労働者の体温を奪って、クールダウンしてあげることで、体調保全と作業効率アップを図ります。

普通の人には、ロッズの存在を認識することは困難なため、作業の邪魔にもならないでしょう。

総合評価★★☆☆☆

スカイ・ハイの能力は、要は他人の体から体温を奪うだけです。

体温を奪うことは、相手に健康被害を出させる行為なので、普通は使用できません。

スタンドには手足が無いため、日常生活でも役に立つ場面は見当たりません。

そんな使い勝手の悪さを踏まえて、総合評価は★★☆☆☆としました。

悪事には利用できるだけ、まだマシなスタンドかもしれませんね…。

§スカイ・ハイが登場する巻(文庫本)§