スティッキィ・フィンガーズは触れた物に、ジッパーを付けるという能力です。
そんな能力何の役に立つのかと思いきや、非常に汎用的で、物語中でも大活躍をしたスタンドです。
当然ながら、日常生活でもこの能力は非常に汎用的で便利ですよ!
私の個人的なランキングでも、スティッキィ・フィンガーズは、欲しいスタンドのトップ5に入ります!
今回は、そんなスティッキィ・フィンガーズの能力を考察しながら、日常生活での活用方法を考えてみます。
もくじ
スティッキィ・フィンガーズの能力
スティッキィ・フィンガーズは人型の外見をした、近距離パワー型のスタンドです。
能力は触れた物体にジッパーを付けて、自由に開け閉めすることができるというものです。
物体を一周するように、ジッパーを付ければ、その物体を切り離すことができます。表と裏にジッパーを付ければ、ぽっかりと穴を開けることもできます。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 31巻」P.96
さらに一方にだけジッパーを付けて開けば、開いた空間はドラえもんの四次元ポケットのような、無限の空間になります。そのため、ジッパーの空間の中に自分の身を隠すことも可能です。
そして、ジッパーは自分の手で開閉する必要は無く、自分の意思で自動で開閉させることができます。
攻撃的な能力ではないのですが、汎用的なので、アイデア次第で色んな使い方ができるスタンドです。
特徴
スピードと破壊力がAという最高評価です。
破壊力に関しては、パワーではなく、触れればジッパーにしてバラバラにできるという特性が評価されてのことでしょう。
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
破壊力 | A | 触りさえすれば、相手をバラバラにできる |
スピード | A | |
射程距離 | E | 取り付けたジッパーも数メートル離れると消失 |
持続力 | D | |
精密動作 | C | |
成長性 | D |
スティッキィ・フィンガーズは、スタンドを含めて自分自身にもジッパーを付けることが可能です。
そのため、射程距離はE(2m)ではあるものの、腕にらせん状にジッパーを付けることで、ひも状にすることができます。そのため、ビヨ~ンと拳を遠くに飛ばして、パンチを叩き込むことが可能です。
威力は弱くても触れることさえできれば、相手はジッパーでバラバラになるため、非常に強力なパンチです。
特殊能力
特殊能力は一言で表現するなら、触れた物にジッパーを付けることです。
このジッパーには、次のような特徴があります。
ジッパーを付けられて、切断されてもノーダメージ!?
ジッパーを付けられて、体が切断されても、それだけでは直接的なダメージはありません。
呼吸もできるし、切り離された部分が攻撃を受ければ、苦痛を感じます。
ソフト・マシーンのズッケェロは、首から上をセパレートされ、口にチャックを付けられて喋れないようにされた上で、様々な拷問を受けていました。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 31巻」P.152
ただし、ビーチ・ボーイとの戦闘時には、ブチャラティが自らの体をバラバラにしました。この時には、心拍や血流、呼吸が止まり、意識を失う直前まで追い込まれました。
あまりにバラバラにし過ぎると、生命機能に影響が出るのかもしれません。
別々のジッパーもくっ付けられる
ジッパーで切り離したものは、別のジッパーの所にくっ付けることができます。
ブチャラティは自分の腕と他人の腕を交換して戦闘を行いました。
また、アバッキオの切断された手首をジッパーで接合して治療するという、使い方もしていました。
ジッパーで開いた空間は無限の亜空間!?
ブチャラティは、他人にジッパーを付けて、その中に潜んでジョルノから隠れました。
自分よりも小柄な人間に隠れたので、ジッパーの中は無限の空間になっているようです。また、その空間の中に収めた物体は、重さを感じないようです。
ブチャラティが隠れた少年も、何事もなく歩いていました。
ちなみに、オアシスとの戦闘時には、地面にジッパーを付けて、土の中を潜行していました。その際に、オアシスのつらら攻撃を、受けていました。
亜空間に潜めば、攻撃を受けないで済みそうですが、この時は、コロッセオに向かうために、進む必要があったため、亜空間に潜む方の能力ではなかったようです。
ある程度離れると、ジッパーは消失する
ジョルノとの戦闘時には、ゴールド・エクスペリエンスの感覚暴走攻撃を受けて吹っ飛んだ後に、ジョルノのジッパーが消失しています。
ジョルノの「お互い数メートルぐらいの距離しか、能力はとどかないようですね」のセリフから、ある程度距離が離れると、ジッパーは消失してしまうようです。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 30巻」P.131
しかし、ジッパーの中に隠したものは、消滅することがありません。
ブチャラティはポルポの隠し財産を、トイレの小便器の中に隠していました。取り出す時にも、ジッパーを付けて便器から出していました。
そのため、例えば、車で出かけて、路上にジッパーを付けて、その中に駐車し、自分はその場を離れるといった、“どこでも駐車場”みたいな使い方もできるということです。
有効度
とにかく汎用的です。
ジッパーを付けるという能力は、対象物の堅さなど関係無く、切開・切断できるということです。
しかも、別々の物をジッパーで接続することも可能です。能力を解除すれば、元通りになるため、対象物を傷つけることもありません。
また、自分の体にジッパーを付けて、物品をしまっておけば、一度に大量の物を運搬できます。まさにドラえもんの四次元ポケットです。
そして、ブチャラティ自身は、柱にジッパーを付けて、それを閉めながら、上に登るという、エレベーター的な使い方もしました。
これも地味に便利な使い方ですね。
さらには人体の切断された部分もジッパーで、接合してくっ付けることもできます。ただし、これは現代の医療でも可能な事なので、応急処置的な使い方になると思われます。
リスク
取り付けたジッパーは、少し離れると、消失してしまいます。
そのため、ジッパーを使って、分離したり接続したりする使い方は、離れてしまうとできません。
これは要注意です!
悪用度
ジッパーを取り付けてしまえば、壁だろうが地面だろうが、どこでも潜入可能です。
そのため、窃盗やスパイ行為などの悪事に非常に向いています。
今時は、情報がお金になる時代なので、金品を盗むよりも、情報を盗む方が、足が付きにくくて有効な悪用方法ではないでしょうか。
世界への影響
スティッキィ・フィンガーズの利点として、能力を使っても世界への悪影響が無いことが挙げられます。
うっかり、他人にジッパーを付けてしまっても、それ自体で相手に怪我を負わせる心配も無いです。器物破損につながることもありません。
安全性が高い能力であるのも、地味にメリットです。
使い道と活かし方
スティッキィ・フィンガーズはとっても汎用的な能力です。しかし、実は自分にとって都合のイイ使い方ばかりなのが欠点です。最大のネックは、離れるとジッパーが消えてしまうことです。
そのため、他人のためになる使い方というと、こんなことくらいしか思いつきませんでした…、
ジッパーを付けることができるのが、自分の周囲だけなので、他人のためになる使い道がなかなか存在しません。
そこで、駐車サービスやレンタルストレージなんでどうでしょうか…。
ただし、離れてしまうとジッパーが消失してしまいます。そのため、預かった自動車や物品を取り出すのは、必ず自分がやらないといけません。
あちらこちらに収納してしてしまうと、場所を忘れる危険もあります。
収納する場所は、限定した方が良いかもしれません。
総合評価★★★★☆
スティッキィ・フィンガーズはとっても便利な能力です。しかし、社会貢献になるかどうかと考えると、実はそんなに便利な使い道が無いのが、残念です。
とにかく、自分が日常生活を送る時に、非常に便利な能力です。
それを踏まえて、総合評価は★★★★☆にしました。
他人のためになる使い方が乏しいのが残念ですが、自分にとっては便利な能力だと思います。
私の場合は、頭が重くて、すぐに首や肩が凝るので、首にジッパー付けて取り外して、キャリーバッグに入れて持ち運びたいですw
§スティッキィ・フィンガーズが登場する巻(文庫本)§