チューブラー・ベルズは大統領護衛警備のマイク・Oのスタンドです。
マイク・Oはバレンタイン大統領を守る、職務に誇りを持っている忠実かつ善良で「~の世界」が口癖のキャラクターです。
スタンドは金属をバルーンアートのように膨らまして、操るという変わった能力です。
どんな活用方法が考えられるのでしょうか?
というわけで、今回はチューブラー・ベルズのスタンド能力の考察と、活用方法を考えてみる世界です。
もくじ
チューブラー・ベルズの能力
チューブラー・ベルズは金属をバルーンアートの要領で膨らませ、それを動物の形にして操ることができる能力です。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 スティール・ボール・ラン 9巻
動物にしたバブルバルーン※は、その動物の能力を持っており、犬にすれば強力な嗅覚でターゲットを追跡することができ、鳥にすれば空を飛び回って、ターゲットを襲うことができます。
また、バブル動物は破裂した時に、元の金属に戻ります。そのため、釘などの鋭い金属をバブル犬にして、ターゲットの体内に侵入させるという攻撃が強力です。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 スティール・ボール・ラン 9巻
また、自分の好きなタイミングでも、元の金属に戻せるため、相手に向けて飛ばしたバブル鳥を金属に戻して攻撃することも可能です。
要人護衛には最適なスタンドと言えます。
細長い風船を膨らませて、それをねじったり折り曲げたりして、動物や物を作る業や芸のことです。
ショッピングモールやお祭りなどで、ピエロのような姿の大道芸人が、やっているものが有名です。
素人でも、銃や犬なんかは、簡単に作れますが、最初に風船を膨らませるのが、結構大変です。
特徴
チューブラー・ベルズが作り出すバブル動物は、本体からかなり遠くにいても、存在しており、大統領夫人のスカーレットなど凡人にも見えています。
ホット・パンツはマイク・Oが作り出したバブル動物を見て「攻撃するのはスタンドではなく、本体だ」と発言していますが、恐らくバブル動物自体はスタンドではなく、物体なのでしょう。
そう考えると、チューブラー・ベルズはスタンドの像を持たず、射程距離も非常に短い、近距離パワー型のスタンドと考えられます。
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
破壊力 | D | |
スピード | D | 動物本来のスピードに依存 |
射程距離 | D | バブル動物はかなり遠くでも存在できる |
持続力 | A | |
精密動作 | E | |
成長性 | B |
破壊力・スピードが“D”ですが、これはスタンド自体のスペックであり、バブル動物の性能は動物に依存するようです。
また、成長性が“B”と比較的高いのですが、何をもって成長性としているか不明です。より複雑な動物を作れるスキルを身に付ければ、攻撃の幅が広がりますが、それは本体である仁源川の技術の成長であって、スタンドの成長とは無関係な気がします。
特殊能力
チューブラー・ベルズの特殊能力は、金属を風船のように膨らませ、それを動物の形にすることで、その動物と同等の能力を与えることができることです。
この能力には、次のような特徴があります。
- 膨らますことができるのは金属のみ
- 風船を動物の形にすることで、その動物の能力を与えられる
- 風船が破裂すると元の金属に戻る
- 好きなタイミングで元の金属に戻せる
膨らます行為自体は、スタンド能力ではなく、本体が直接息を吹き込むことで行います。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 スティール・ボール・ラン 9巻
風船を膨らませるためには、力強く吹き込む必要があるため、複数のバブル動物を作るとなると、かなりの大量を消耗するはずです。
また、凝った作りの動物を作り出すには、バルーンアートのスキルが要求されます。これもスタンド能力とは関係無い、本体の人間に求められるものです。
実は使いこなすためのハードルが、結構、高いスタンドです。
有効度
自分に忠実なバブル動物を作り出すことができますが、家事や労働をさせようと思っても、あまり複雑なことはできないでしょう。
そうなると、原作でもやっているような、要人警護のような使い道が適しているかもしれません。
リスク
バブル動物は、破裂した時に、元の金属に戻ってしまいます。
元の金属がナイフや釘のようなものだと、近くにいる人にケガを負わせる危険性があります。
バブル動物を作る時には、安全な金属品を使った方が良いでしょう。
悪用度
バブル犬に貴金属や宝石の臭いを覚えさせ(臭いがするのか分かりませんが…)、それを盗ませるのには使えそうです。
バブル動物であれば破裂しても、元の金属に戻るだけなので、証拠が残りにくいのも良いところです。
世界への影響
チューブラー・ベルズを乱用したとしても、世の中には金属は十分すぎるほど存在するため、社会や地域に与える影響は、非常に小さいです。
また、破裂すれば元の金属に戻るため、世界から金属が消えてしまうような事態にもなりません。
世界への影響は、非常に小さいでしょう。
使い道と活かし方
バブル動物は、忠実にコントロールできるとはいえ、性能自体は動物の劣化版のようなものなので、イマイチ使い勝手が悪いです。
そう考えると結局、原作と同じような使い方が適切ではないかと考え、このような活用方法を考えてみました。
チューブラー・ベルズのバブル犬は、麻薬捜査などに使えますし、バブル鳥などは要人警護や、要人の邸宅の警備に使えます。
バブル動物を作る時には、刃物などを使えば場合によっては、暗殺者やテロリストを殺害することもできます。
ただし、能力自体は動物でしかないため、あくまでも人間の補助として使うのが良いかもしれません。
総合評価★★★☆☆
チューブラー・ベルズのバブル動物は、基本は動物なので飛び抜けた能力があるわけではありません。破裂した時に他人に危害が及ぶ可能性もあり、日常生活で使うのにも注意が必要です。
そんな点を考慮して、総合評価は★★★☆☆としました。
個人的に犬は好きなんですが、風船だと可愛さを感じられない世界です…。
§チューブラー・ベルズが登場する巻(文庫本)§