パール・ジャムは、イタリア料理人のトニオ・トラサルディが操るスタンドです。

料理の中に潜んで、食べた人の体調を完全に回復させるという夢のような能力です。

ただし、治る過程は、見ている人に衝撃を走らせます。皮膚がもの凄い勢いで剥がれ落ちたり、はらわたが飛び出るなど、かなりスプラッターな状態を経て回復に至ります(-_-;)

そんなパール・ジャムですが、どのような活用方法があるのでしょうか?

原作通り、料理人として活用するのが、一番な気がしますが、私なりに考えてみます(^^)/

スポンサーリンク



もくじ

パール・ジャムの能力

原作では、スタンド名を明かしている場面が無いため、パール・ジャムという名前を知らない人も多いかもしれませんね。

外見はプチトマトとパプリカを足して2で割ったようなボディに、手足が生えた像をしています。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 20巻」P.244

パール・ジャムも同じ外見のスタンドが複数いる、群体型に分類されるスタンドです。

スタンドの大きさも、プチトマトと同じくらいの大きさをしています。

また、スタンドの射程距離は、なかなか長いようです。厨房と客席の距離は、十数メートル程度離れていると考えると、遠距離操作型に分類されるスタンドです。

特徴

パールジャムの能力は、料理を食べた人の体調を回復させることです。

作った料理にスタンドを同化させ、その料理を食べてもらうことで、効果が発揮される能力です。

そいういうわけなので、パール・ジャムの能力を使いこなすためには、まず料理ができないとダメです。

これはスタンド能力ではどうしようもないようです。料理好きじゃないと使いこなせない能力ですね(^^;

【基本スペック】
項目 評価 備考
破壊力 E 破壊行為とは無縁の能力
スピード C
射程距離 B
持続力 A ずっと料理に同化していられる
精密動作 E
成長性 C

トニオが作った料理に完全に同化しているため、スタンド使いであっても、姿を見ることはできません。

仗助が料理を元に戻してしまった際に、その姿を見ることができました。

ちなみに、本体のトニオがスタンド能力に目覚めたきっかけは不明ですが、少なくとも虹村形兆に弓矢で射られたからではないようです。

エンヤ婆みたいな形相のトニオ


仗助が厨房に勝手に入ってきた時に、逆上したトニオは包丁を投げつけました。

その時の怒りの形相は、さながらエンヤ婆のようです。

目が行っちゃってます…。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 20巻」P.253
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 10巻」P.289

特殊能力

パール・ジャムの特殊能力は、料理を食べた人の体調を回復させることです。

ただし、その効果が発生する際には、対象となる体の部位に、強烈な変化が現れます。

  • 涙があふれ出して眼球がふにゃふにゃにしぼむ⇒睡眠不足が解消される
  • 肩の皮膚が垢になってバリバリと剥がれ落ちる⇒肩こりが治る
  • 虫歯が勢いよく抜けてテーブルや天井に突き刺さる⇒健康な歯が急速に生える
  • 腹が裂けて腸が飛び出し、口から血を吐く⇒下痢が治る

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 20巻」P.202

料理を食べていった客が出していった、血反吐を掃除するのは、さぞや大変だろうと思ってしまいます。

しかし、一瞬、死を覚悟するような変化が出るものの、体調が劇的に回復する、夢のような能力です。

ただし、この能力は、単純に体の不調や病気を治すものではなく、料理や食材によって得られる健康効果を何倍にも増幅させるものと考えた方が良さそうです。

例えばカプレーゼ(トマトとモッツァレラチーズのサラダ)を食べて、肩こりが治った理由を、トニオ自身は「モッツァレラチーズとトマトのカルシウムとビタミン、そして、ドレッシングの栄養素が、甲状腺の働きを活発にしたから」と解説しています。

また、メインディッシュの”子羊背肉のリンゴソースがけ”も微妙な味付けで難しいため、胃腸の調子が悪い子犬に試食させて、効果を試しています。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 20巻」P.253

このことから、パール・ジャムの特殊能力を活かすためには、食材の健康効果の知識と、料理の腕前が必要なようです。

スポンサーリンク



有効度

料理を食べた人の健康を回復させるというのは、夢のような能力です。

それだけで、有効度の塊のような能力です。

例えばガンのような病気でも直せるのかは不明ですが、肩こりや頭痛・腰痛が治るだけでも、多くの人に喜ばれる能力です。

リスク

体調不良が回復する過程では、血反吐を吐いたり、はらわたが飛び出るなど、衝撃的な状態を経過します。

それを誤解されて、訴えられたりする可能性があるかもしれません。

料理を食べる人には、事前に説明しておいた方が良いかもしれません。

スポンサーリンク



悪用度

能力の特徴からして、悪事に用いることが難しい能力です。

体を治すことが、どのような悪事に役立つのか想像ができない能力です。

ムチャクチャ平和的な能力と言えます。

世界への影響

パール・ジャムの能力を使うことによる、世界への直接的な影響はありません。

料理を食べた人がみんな長生きすることで、間接的な影響はあるかもしれませんが、それくらいしか思いつきません。

好きなだけ使っても、大丈夫な能力です。

スポンサーリンク



使い道と活かし方

人の健康を取り戻すことができるという、夢のような能力です。

そんな、パール・ジャムの使い方は、やっぱりこれしかないでしょう。

パール・ジャムの活かし方


やはり、原作のトニオ・トラサルディのように、料理人が最も適した使い方でしょう。

病院に併設すると、入院患者の病気を癒すことができて、さらに効果的かもしれません。

また、パール・ジャムの能力は、料理や食材の健康知識が必要です。

そのため、栄養士や栄養医学の専門家などと協力すると、さらに効果を発揮できるかもしれません。

料理の技術だけは、自分で磨く必要があるので、使いこなすためには努力も必要ですが、それを差し引いても素晴らしい能力ではないかと思います。

総合評価★★★★★

パール・ジャムの能力は、体調不良や病気を回復させる夢のような能力です。

料理が好きな人であれば、たくさんの人を救うことができるでしょう。

私自身も、個人的に一番欲しいスタンド能力です!

そのようなことを踏まえて、総合評価は★★★★★にしました!

料理人を志す人には、おすすめの能力です。

ちなみに私は片頭痛の持病があるのですが、トニオの料理を食べたら、頭蓋骨が割れて、脳みそが飛び散ったりするんでしょうか?

きっとするんだろうなぁ…。

§パール・ジャムが登場する巻(文庫本)§