原作者の荒木飛呂彦先生が、好きなスタンドとして有名なのが、このハーヴェストです。
仗助のクレイジーダイヤモンドと億泰のザ・ハンドが二人がかりでも、苦戦した強力なスタンドです。
本体のしげちーは、お世辞にも使いこなせてるとは言えませんが、ちゃんと頭を使えば、凄く便利なスタンドではないかと思います。
果たして、どんな使い道があるんでしょうか?
今回は、ハーヴェストの活用方法を考えてみます。
もくじ
ハーヴェストの能力
ハーヴェストは矢安宮重清、通称“しげちー”が操るスタンドです。
本人によると、500体くらいからなる群体型スタンドです。一体一体は小さくパワーはありませんが、手刀で皮膚をえぐるくらいは可能です。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 23巻」P.83
そのため、複数の個体に襲い掛かられると、あっという間に致命的なダメージを負うことになります。まさに数の暴力です…。
また、額部分からは針を出すことができます。これを皮膚や血管に刺すことで、酒などを注入することができます。
毒物を注入すれば、あっという間に相手の命を奪うことができます。
サイズが小さいスタンドなので、単体だと存在に気付きにくく、いつの間にか体にまとわりつかれてしまいます。気付くと既に大きなダメージを受けていることがほとんどです。
特徴
当初、しげちーは杜王町中に落ちている小銭を集めていたことから、スタンドの射程距離は数kmにも及ぶと思われます。
そのため、遠距離操作型に分類されるスタンドです。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 22巻」P.277
パワーやスピードは、スタンドのサイズに見合った程度のものなので、大したことはありません。
しかし、そんな非力なスタンドでも、500体にもなると、非常に強力な戦闘力を発揮します。
さらに、数体程度を倒しても、本体にはダメージと言えるほどの影響を与えることができません。
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
破壊力 | E | 単体では非力 |
スピード | B | |
射程距離 | A | 杜王町中をカバーできる |
持続力 | A | |
精密動作 | E | |
成長性 | C |
それぞれの個体は意思や判断力を持ち合わせているようです。また、仗助と億泰の密談も盗み聞きするなど、会話や情報なども収集することができます。
単体では、たちまち倒されてしまうスタンドですが、とにかく数が多いため、攻撃されたらひとたまりもありません。
特別な能力は無いものの、ジョジョの奇妙な冒険の中でも、屈指の戦闘力を誇るスタンドです。
特殊能力
ハーヴェストには、特殊能力はありません。
額の針から注入する物は、スタンド能力によるものではなく、実際に調達した物である必要があります。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 23巻」P.58
しかし、しげちーのセリフから、推定500体ものスタンドを同時に操ることができるようです。
しかも、数kmもの射程距離です。同じ群体型スタンドのバッドカンパニーと違い、個体数も射程距離も圧倒的に勝るため、こちらの方が汎用的です。
これだけで、特殊能力が無いことを補って余りあります。
有効度
とにかく汎用的な能力なので、アイデア次第で色んな使い道がありそうです。
しげちーがやっていた通り、遺失物の拾得にはもちろん使えます。
自生している天然のキノコやフルーツなども採集できます。
災害救助とか、病人や怪我人の運搬、人間が入れない場所での作業などにも使えます。
農作業なんかも一気にできそうです。種まきや田植え、果樹の剪定なども一気にできます。食品工場の生産ラインなんかの作業も、いくらでもできそうです。
考えれば考えるほど、便利な使い道が思い浮かぶスタンドです。
リスク
ハーヴェストを使う上での、リスクは特にありません。
特殊能力が無いので、下手に他人を傷つけることもありません。
ちゃんと本体の意思でコントロールできるため、悪意を持って使わなければ、基本的にリスクと言えるようなものは無いでしょう。
悪用度
便利で強力なので、悪事にも色んな使い道が思い浮かびます。
金品や情報の窃盗はすぐに思い付きます。
ボルトなども外すことができるため、破壊行為や工作活動などのテロ行為もできそうです。
その気になれば、街一つをメチャクチャに破壊できそうな能力です。
世界への影響
ハーヴェストの能力が、直接的に世界に及ぼす影響はありません。
余計な特殊能力が無いので、気軽に使っても、世の中に悪影響が無いのが、良い点です。
使い道と活かし方
ハーヴェストは、汎用的過ぎて、逆に使い道を考えるのが難しい能力です。
というわけで、私ならこんな使い方をするという前提で考えてみました。
ハーヴェストはそれぞれの個体を、自由に操ることができるため、日常のあらゆることができます。
ただし、高度な判断力が必要な作業や、精密な作業には向きません。
そこで、圧倒的な個体数を活かした単純作業として、農場経営に使うと良さそうだと考えました。
畑や田んぼでの種まき、苗の植え付け、施肥や雑草取り、果樹園での剪定など、あらゆる作業ができます。
収穫なども、ある程度の複数個体でやれば、大きな実も運べるでしょう。
もちろん家事だって、やらせることができます。
食料を自給しつつ、自分は頭脳労働に集中すれば、日常生活に困ることは無さそうです!
総合評価★★★★☆
ハーヴェストはとても汎用的です。
このスタンドが使えたら、幸せな人生を確実に過ごすことができそうです。
ただし、人類全体に貢献できるほどの能力でもありません。
それを踏まえて、総合評価は★★★★☆としました。
とは言え、汎用的でリスクも低い能力なので、とってもおすすめのスタンドです!
§ハーヴェストが登場する巻(文庫本)§