当初は敵として登場しましたが、アヴドゥルに敗れました。
しかし、誇り高さを見込まれ、肉の芽を抜かれた後は、ジョースター一行の仲間として、行動を共にします。
第三部の中では、承太郎のスタープラチナに次ぐ敵撃破数を誇る、活躍したスタンドです。
しかし、能力は剣を振り回すだけという、シンプルなものです。
承太郎曰く「シンプルな能力ほど強い」そうですが、果たしてこのシンプル過ぎる能力には、どのような活用方法があるのでしょうか?
というわけで、シルバーチャリオッツの活用方法を考えてみたいと思います。
もくじ
シルバーチャリオッツの能力
妹の仇を追い求める、ジャン・ピエール・ポルナレフが操るスタンドです。
ポルナレフ自身は、生まれつきのスタンド使いであり、弓矢による影響は受けていません。
外見は銀色の甲冑を身に纏った騎士のようです。右手にはレイピアを持ち、これで攻撃します。
剣の威力はかなりのもので、岩を削ったり、金属を切ったり穴を開けたりもできます。
その一方で甲冑の方は、大した強度ではないようです。
エボニーデビルとのバトルでは、ふくらはぎに噛みつかれたくらいで負傷しています。ラバーズとのバトル時には、ハサミで背中に一撃を受けていますが、出血を伴う傷を負っています。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 11巻」P.106
大した防御力が無いばかりか、甲冑がダメージを受けると、本体も傷つくという欠点があります。そんなもの最初から脱いで戦った方が、良いんじゃないかと思ってしまいます(-_-;)
ちなみに、第五部で再登場した時に、シルバーチャリオッツに矢を刺して発現させた、シルバーチャリオッツ・レクイエムは、別のスタンド扱いとします。というわけで、この記事では、対象外とします。
特徴
パワーは大したことありません。アヴドゥルのマジシャンズレッドとのバトル時には、シルバーチャリオッツに自分自身を担がせています。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 8巻」P.257
ヴァニラ・アイスのクリームとのバトル時には、迫りくるクリームの攻撃をかわすために、自分の体をシルバーチャリオッツに引っ張らせています。本体の負傷も原因かもしれませんが、この時は、結局、上手く引っ張ることができませんでした。
しかし、スピードは凄まじいものがあります。目にもとまらぬ剣さばきで、マジシャンズレッドの石像を彫り上げたりするなど、スタープラチナに匹敵する速さです。
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
破壊力 | C | |
スピード | A | スタープラチナにも劣らない |
射程距離 | C | 1m余りと超短い |
持続力 | B | |
精密動作 | B | 超精密に見えるが、これはポルナレフの鍛錬によるものが大きい |
成長性 | C |
普段の射程距離は1m程度ですが、クリームとのバトル時には、アヴドゥルを殺された怒りから、飛躍的に射程距離を延ばしました。(ただし、火事場のクソ力的なものなので、有効活用を考慮する条件の対象外にします)
また、空中に投げた5枚のコインを、炎ごと貫き通したり、マジシャンズレッドにそっくりな石像を彫ったりと、精密動作性も凄そうに見えます。
しかし、これはポルナレフ本人曰く「10年の修行の成果」のようです。
凡人がシルバーチャリオッツを操っても、このような剣さばきは難しいようですね(-_-;)
なお、スタンド自体には視覚が無いようです。(ハッキリとした目が付いてるんですけどね…)
エボニーデビルとのバトル時に、ポルナレフがベッドの下に縛り付けられた時には、ベッドの上が見えずに苦戦に陥りました。
ポルナレフは、アレッシーのセト神とのバトル時に、最初7歳~8歳若返らされてしまい、苦戦に陥りました。
でも、10年間修業していたというなら、この時は修行を開始してから2年~3年経っていたはずです。
その割には、何もできずに一方的にやられてる気がします。本当に修行してたんでしょうか…?
特殊能力
シルバーチャリオッツには、特殊能力は存在しません。
特殊能力と呼ぶかどうかは疑問ですが、甲冑を脱ぐことで、さらにスピードアップすることができます。
アヴドゥルとのバトル時には、残像を残すほどのスピードで動いています。ポルナレフ曰く「甲冑を脱げば、弾丸を落とすのもわけない」そうです。
また、レイピアの剣針を、1回だけ飛ばすことが可能です。飛ばした後は、武器が無くなってしまうため、相手を仕留めないと、ピンチを招きます。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 13巻」P.122
しかし、アヌビス神とのバトル時には、剣針を飛ばしてピンチを切り抜けた後、再度襲われた時には、剣針は復活しています。
恐らくスタンドを再度出すと、再び復活するようですね。
有効度
シルバーチャリオッツには、特殊能力が存在しません。
また、スタンドの特徴も、切れ味鋭い剣を持つことと、スピードだけです。
精密な剣さばきの技術は、ポルナレフ自身の鍛錬によるものなので、私たちがシルバーチャリオッツを使っても、同じようにはできそうにありません。
平和利用のためには、有効な活用方法が乏しそうです。
リスク
シルバーチャリオッツを使うことによるリスクは特にありません。
周囲の物を剣で切ったり、突いたりするだけの能力です。
生き物を傷付けないようにだけ気を付ければ、問題ありません。
悪用度
能力的に人を傷つけたり、物を壊したりするくらいしかできません。
しかも、射程距離が短いので、必ずその場に自分もいることになります。
スタンドは凡人に見えないとはいえ、悪事を働けば、必ず怪しまれることになります。
悪用も難しいスタンドです…。
世界への影響
シルバーチャリオッツは、世界に大きな影響を与えるような、特殊能力を持っていません。
そういうわけで、世界への影響もほぼありません。
原作では、結構活躍しているイメージですが、それは用途が戦闘だからでしょう。
平和利用においては、毒にも薬にもならないスタンドです(*_*;
使い道と活かし方
世のため人のための活用方法を考えた時に、シルバーチャリオッツの能力は、有効な使い道が思いつきません。
チャリオッツの剣の切れ味以上のカッターなんて、現代のテクノロジーでは、いくらでも存在します。
基本的には、クロスレンジで戦わなければいけないシルバーチャリオッツは、暗殺などの任務にも不向きです。
そんなシルバーチャリオッツは、もはやこんな使い方しか思いつきません。
シルバーチャリオッツは、戦闘のための能力しか持っていません。
しかし、他人を傷つけてしまうのは、違法行為ですが、治安維持のためなら、場合によってはこの能力も使えます。
そこで、警察官になって、シルバーチャリオッツを使うというのは、どうでしょうか?
危険が多い職業なので、自分のみを守ることにも役立ちます。
総合評価★★★☆☆
シルバーチャリオッツの能力を、よく分析してみると実は、特筆すべき能力を持っていないことがよく分かります(-_-;)
あの強さはポルナレフ自身の努力の賜物なんですね。
そうなると、何の修行もしてない私たちが、シルバーチャリオッツを操っても、大した働きはできないでしょう。
それを考えて、総合評価は★★★☆☆としました。
準主人公キャラですが、その能力は凡人が使っても、毒にも薬にもならないものです。
横にもう一人自分がいるくらいの感じでしょうか…。
戦闘力は高いので、護身用には役立つかもしれませんし、日常生活では何かと便利かもしれませんね…。
§シルバーチャリオッツが登場するシリーズ(文庫本)§