インドとパキスタンの国境で、ジョースター一行を襲ったスタンドです。
個人的には“腕以外は貧相”という印象しか無いスタンドです。
自動車のスタンドという、シンプルでユニークな要素を感じさせないスタンドです。
しかし、その能力を分析してみると、実は非常に便利なスタンドであることが分かりました!
皆さんもにもおすすめしたいスタンドです。
というわけで、今回はホウィール・オブ・フォーチュンの活用方法を考えてみます。
もくじ
ホウィール・オブ・フォーチュンの能力
スタンドの正式名称は『ホウィール・オブ・フォーチュン』です。”ホイール”じゃないんですね…。実はこの記事を書く時に初めて知りました(^^;
物質同化型のスタンドで、車に同化して、その車をパワフルで高性能に変えることができます。
物質同化型のスタンドの例に漏れず、凡人にもその姿が見えます。
本体の名前はズィーズィーです。腕だけ筋肉隆々で、体は華奢という異様な体型です(^^;
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 10巻」P.206
でも、そのコミカルな外見のおかげかどうか分かりませんが、スタープラチナのオラオララッシュを受けたものの、ジョースター一行からは、命を奪われずに済みました。
特徴
自動車のスタンドですが、外見はある程度自由に変えることができます。
原作でも、最初は普通の乗用車でしたが、最後はとげとげしくて、危険な臭いが漂う姿になりました。
また、狭い道を通る時は車体を、バキバキに折り曲げて通行することもできます。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 10巻」P.192
速度も普通の自動車と同じ速度で、走ることができます。燃料が必要なのかどうかは不明です。ガソリンを飛ばして攻撃していますが、これはスタンドではなく実物のようです。
恐らく、同化している車のガソリンを飛ばしていると思われますが、走行にもガソリンが使われているかどうかの描写はありません。
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
破壊力 | B | ポルナレフ曰く戦車並みの駆動力 |
スピード | D | 機敏な動きは苦手 |
射程距離 | D | |
持続力 | A | ずっと走っていられる |
精密動作 | E | |
成長性 | D |
自動車としてのパワーは相当のようで。ポルナレフ曰く、戦車並みだそうです。
また、“タイヤにスパイクを生やして、垂直な崖を登ってくる”、“狭い隙間に車体をねじ込んで走行する”、“穴を掘って進む”など、オフロード走行なんてレベルを遥かに通り越した、走行性能です。
このような走行性能は、本物の自動車とは比較になりません。
特殊能力
ホウィール・オブ・フォーチュンには、普通の乗用車と比べると次のような特殊能力があります。
- 外見を変えられる
- ガソリンを高速で飛ばす
- 穴を掘る
- タイヤのスパイクで崖を登る
狭い場所を通れるように車体を折り曲げたり、破損した車体を、元通りにしたりできる。
ガソリンを弾丸のように飛ばすことができる。なかなかの殺傷力があり、連続で受けると危険。
地中に穴を掘りながら進むことができる。ドリルなどは無いので、単純なパワーで車体をグシャグシャにしながら掘り進む模様。
ほぼ垂直の崖をダイヤに出したスパイクで登ることができる。
地球上の空気がある所なら、行けない場所は無いんじゃないかというくらいの能力です。
『史上初!乗用車によるエベレスト登頂』なんてこともできるかも…。
ちなみにガソリンに引火させるために使った、電気スパークは同化している自動車の配線を使ったもののようなので、特殊能力には入れていません。
また「勝ったッ!第3部完!」なんて発言をしていることから、自分が『ジョジョの奇妙な冒険第3部』の漫画の中にいることが分かっているようです(^^;
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 10巻」P.202
それも、ホウィール・オブ・フォーチュンの特殊能力の一つかもしれません(ウソ)
有効度
移動や物流に使えるというのは、社会においては非常に汎用的な能力です。
地球上に行けない場所は、無いんじゃないかというくらいの性能なので、活用方法はいくらでもありそうです。
単純に自分が移動するのに便利ですし、人を乗せて走る時にも、普通じゃいけない場所に連れていくことができます。
人じゃなくて物資を運んでもOKです。
また、穴を掘って進んだり、崖を登ったりできるので、災害救助なんかにも使えそうです。
こんな車が欲しいです。
リスク
車体登録や税金などは、同化する車でやればOKです。
問題は実際に走った時に、道路交通法などの法令に、違反することが多そうなことです。
単純に不正改造とみなされるかもしれないです。道じゃない所を走るのも色々と問題がありそうです。
ましてや穴を掘ってしまったりするのは、完全アウトな気がします…(^^;
悪用度
パワーと頑丈さ、そしてグシャグシャになってもすぐに復元する能力を使うと、様々な破壊行為が可能です。
都市の地下に穴を掘りまくれば、ガス・電気・水道などのライフラインをマヒさせることも可能です。地下鉄なんかも運行不能にできます。
もちろん、地上の建物や交通網なども破壊することができます。
世界への影響
ホウィール・オブ・フォーチュンの推進力が、純粋にスタンドパワーだけで賄われているとすると、とてもエコな車ということになります。
地球環境にも優しいので、世界への影響は少ないでしょう。
ただし、森林破壊など、無茶な運転をしてしまうと、話は別ですが…。
使い道と活かし方
とにかく地上のあらゆる場所に行けるという能力が、非常に汎用的です。
人や物を届けにくい場所でも、全く問題ありません。
このような汎用的な能力は、とっても扱いやすいです。
そこで、このような活用方法を考えてみました。
やはり、シンプルに、“地上なら行けない場所は無い!”という、機動性を活かした職業が良さそうです。
普通の自動車では行けない場所に、人や物資を届ける運送業なんかはすぐに思いつく活用方法です。
災害で道路が寸断された場合でも、人や支援物資を運べるので、災害救助活動にも使えます。
単純に個人利用するだけでも、こんな便利な乗り物は他には無いと思います。
ただし、ベースとなる本物の自動車が必要なので、そのメンテナンスだけは怠らないようにする必要がありますね。
総合評価★★★★☆
平和利用を前提にすると、単純にどこにでも行ける自動車というだけの能力です。
でも、これが非常に便利です。
壊れても自動復元できますし、メンテナンスも楽です。
そのような、汎用性を考慮して、ホウィール・オブ・フォーチュンの総合評価は★★★★☆としました!
ただ、壁を登ったり、穴彫って地面を進んだりするのは、最初は怖いかもしれませんね…。
§ホウィール・オブ・フォーチュンが登場する巻(文庫本)§