アクトン・ベイビーは、静ジョースターのスタンドです。(本体とスタンドの名前を知らない人も多いかもしれませんね)

ジョセフと仗助が、ある日突然、見つけた透明の赤ちゃんが、無意識のうちに使ってしまう能力です。

無差別に周囲の物体を透明化してしまい、二人を手こずらせました。

無差別に発動させるとカオスな能力ですが、有効活用の方法はあるのでしょうか?

今回はアクトン・ベイビーの能力の活用方法を考えてみます。

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もくじ

アクトン・ベイビーの能力

アクトン・ベイビーは自分を含めた周囲の物体を、透明にしてしまいます。

ジョセフたちが発見した時にも、既に透明でした。

自分の周囲にある物は自動的に透明になってしまうため、直接触れる必要もありません。原作でも、仗助が投げた”おしゃぶり”が、彼女の近くを通過しただけで透明になってしまいました。

スタンドの像は不明で、本体すらも最初から透明なため、姿が分かりません。(化粧した結果、美人だと判明)

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 21巻」P.156

本人はスタンド能力を制御不能で、ストレスや不安により、無意識で能力をパワーアップさせてしまいます。

ただし、透明にできるのは物体だけで、スタンドを透明にすることはできません。

ジョセフが発見した時には、ハーミットパープルで拾い上げましたが、スタンドは透明になりませんでした。

仗助が水中から、静ジョースターを救出する時にも、スタンドで拾い上げましたが、クレイジーダイヤモンドは透明にはなりませんでした。

特徴

物体を透明にする以外は、スタンドの基本スペックが分かるような情報がありません。

スピードも破壊力も正確には、“不明”が正しいかもしれません。

射程距離は”なし”ですが、本体と同化しているほど至近距離と解釈できます。

そのため、近距離パワー型のスタンドです。

【基本スペック】
項目 評価 備考
破壊力 E
スピード E
射程距離 なし 正確には射程距離不明
持続力 A
精密動作 E
成長性 A 赤ちゃん故に成長性は未知数

透明にできる範囲も不明です。しかし、ベビーカーが高速で走り出すという、極限のストレス状況下で、地面まで透明にしてしまっています。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 21巻」P.171

これがフルパワーと考えられるため、直径2m程度の空間を透明にできるようです。

ちなみに一度、透明にしたものは、距離が離れても透明のままです。

特殊能力

特殊能力は言うまでもなく、生物や物体を透明にすることです。

自分を中心とした半径1m程度の物体を、透明にすることができます。そして、透明になった物体は、アクトン・ベイビーから離れても透明のままです。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 21巻」P.165

また、アクトン・ベイビーの能力は、近くの物を無差別に透明にしてしまいます。任意の物体だけを、透明にすることはできません。

一つの物体であっても、透明化の範囲外の部分は、そのままです。そのため、ジョセフも手の部分だけが透明になりました。ベビーカーも当初は、取っ手やタイヤの部分は、見えたままでした。

ただし、透明にできるのは、生物や物体だけです。スタンドは透明にすることはできません。

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有効度

真っ先に思い付く使い方は、自分を透明にして、身を隠すことです。

しかし、実際には自分を透明にすると、視力を失ってしまいます。周りの人からも見えない上に、視力も失ってしまうという、危険極まりない状態になってしまいます。

そして、これは他人に使っても同じです。もちろん、動物もそうです。

事実上、生き物には使えない能力なので、物体にだけ有効な能力です。

透明になると視力が失われる理由


生物の視覚は、目の中の網膜に光が当たることで、物体の色や位置を認知する仕組みになっています。

一方で、透明な状態というのは、ガラスのように光が透過してしまう状態です。つまし、全身が透明になるということは、網膜を含めた体の全てが光を透過してしまう状態ということです。

そのため、網膜に光が反射せず、視力が失われてしまいます。

リスク

既に書いた通り、生物を透明にすることは、非常に危険な行為です。

眼球がある辺りだけ透明にしなければ、視力は失われませんが、透明にする部分を器用に分けられる能力ではありません。

そもそも、眼球や頭部だけ姿が見えている状態なんて、ホラーそのものです。

また、見えるべきものが見えないことは、様々な危険を生みます。障害物が透明だと、衝突の危険があります。

信号や道路標識が透明になると、交通は大混乱です。

そのため、無差別に透明化すると、社会に甚大な悪影響を与えます。

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悪用度

やはり、最も便利な悪用方法は、窃盗でしょう。

ただし、自分を透明にしても、視力が失われて、行動不能になってしまいます。そのため、盗む対象物を一旦透明にして、紛失したと思わせてから、運び出すのが良い方法でしょう。

ただし、能力の特性上、余計な物まで透明にしてしまうため、怪しまれないように工夫が必要です。

世界への影響

無差別に物体を透明化してしまうと、社会に混乱を与えます。

他人を透明化してしまうと、その人に多大な危険が及びます。

透明にする対象も一定範囲内をいっぺんに透明にする大雑把なものなので、それがまた混乱を生みます。

精密動作性が低いため、適当に透明化すると、世の中への影響が大きい能力です。

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使い道と活かし方

透明化することで、得られるメリットは秘匿性です。その存在が見えなくなることは高いセキュリティ性をもたらします。

しかし、他者から認識されなくなることは、様々なリスクも生みます。それを踏まえるて、このような活用方法を考えました。

アクトン・ベイビーの活かし方


アクトン・ベイビーの能力を使って、物体を丸ごと透明化しても、実はあまりメリットがありません。

そこで、表面だけ透明化して、中身を調べる使い方が有効と考えました。

例えば足の先から徐々に透明化すれば、MRI検査のように体の断面を詳細に全てチェック可能です。

対象が機械なら、故障や老朽化が無いか検査することが可能です。

このような検査技師のような職業で活用できそうな能力です。

総合評価★★☆☆☆

透明にできるなんて、とても便利そうです。しかし、自分を透明にできないのでは、有効度は激減です。

物を透明にするニーズもあまり思いつきません。

そう考えると実はリスクばかりで、使い勝手が悪い能力です。

というわけで、総合評価は★★☆☆☆としました。

成長度がAなので、より便利な能力になるのを期待するしか無さそうです(*_*;

§アクトン・ベイビーが登場する巻(文庫本)§