スーパーフライは、鉄塔そのものがスタンドという能力です。

外に出た者は、体が鉄塔の一部になってしまうという破滅的な能力です。

果たしてこんな能力に、使い道はあるのでしょうか?

というわけで、今回はスーパーフライの活用方法を考えてみます。

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もくじ

スーパーフライの能力

スーパーフライは使われなくなった送電線の鉄塔がスタンド化したものです。

本体の鋼田一豊大が社会から逃れるために、鉄塔に住み付いたところ、スタンド能力が発現してしまいました。

しかしながら、鋼田一豊大を始めとした人間には、コントロールすることが不可能で、勝手に独り歩きするスタンドとなってしまいました。

鉄塔と同化しているスタンドなので、凡人にも視認可能です。

スーパーフライは活動するためのパワー、を供給してくれる人間が必要です。その人間は誰でも一人だけ良いため、最後の一人が鉄塔から出ようとすると、その人間を鉄塔の一部にして外に出られないようにしてしまいます。

そういうわけなので、鋼田一豊大はスタンドが発現してからずっと、スーパーフライの中で生活していました。

原作では鉄塔そのものに様々な設備を備え付けて、生活していました。でも、地上部分に小屋を建てた方が、普通に快適な暮らしができるんじゃないかと思うんですけど…。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 27巻」P.30~P.31

特徴

スーパーフライの本体は、鋼田一豊大です。しかし、独立しているためか、鋼田一豊大がダメージを受けても、鉄塔には何の影響も無いようです。

また、スーパーフライの鉄塔は、ずっとその場にとどまっています。仮に誰か身代わりを鉄塔の中に置き去りにすれば、スタンドと本体はずっと遠くに離れることが可能です。

そうなると、射程距離は無限大に長いので、遠距離操作型のようなスタンドです。しかし、実際にはパワー供給源の人間は、鉄塔内にいる必要があるため、近距離パワー型と考える方が自然でしょう。

【基本スペック】
項目 評価 備考
破壊力 E 攻撃した者の破壊力に比例する
スピード E 攻撃した者のスピードに比例する
射程距離 なし
持続力 A
精密動作 E
成長性 E

スーパーフライの鉄塔を攻撃すると、その攻撃をそのまま跳ね返してしまいます。そのため、破壊不可能な無敵のスタンドです。

ザ・ハンドの空間を削り取る攻撃も、跳ね返してしまいました。それは、億泰自身が腹をえぐられて、重傷を負ってしまっていることから分かります。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 27巻」P.60

ザ・ハンドの攻撃が通じないとなると、クリームの攻撃も効果は無さそうです。

特殊能力

スーパーフライの特殊能力は、整理すると次の2つです。

  • 鉄塔への攻撃をパワーや特性までそのまま跳ね返す
  • 鉄塔内から最後に出た人間を鉄塔の一部にする(鉄塔内に戻ると元に戻る)

特に攻撃を跳ね返す能力は、非常に強力です。

鉄塔にボルトを打ち付けると、ボルトが跳ね返ったりします。

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 27巻」P.77

このことから、燃やせば熱エネルギーが跳ね返り、毒薬をかければその毒薬が跳ね返るのかもしれません。

このスタンドを消滅させるためには、鉄塔内に残った最後の一人が死亡することで、スーパーフライのパワー源を無くすことしかないのかもしれません。

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有効度

鋼田一豊大のように、攻撃を跳ね返す能力を熟知すると、それなりに便利かもしれません。

でも、それもかなりの練習が必要です。

何よりも、自分ではコントロール不能なのが、決定的に不便な能力です。

それにそもそも移動ができないですし、自分自身が閉じ込められてしまうことも大きなマイナス点です。

リスク

コントロール不能なので、うっかりミスで大きな損害を受ける可能性があります。

バランスを崩して鉄塔の外に出てしまえば、鉄くずになって、その場に転がることになります。

鉄塔に熱湯をこぼしてしまえば、大火傷をするかもしれません。ナイフや包丁を落とすなんてことも、大怪我に繋がる危険なことです。

スーパーフライの中の生活は、リスクと隣り合わせです。

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悪用度

スーパーフライは便利な悪用方法も思いつきません。

使い道としては、他人を騙して監禁することくらいです。

しかし、そんなことしても恨みをかうだけです。

悪事にも向かないスタンドです。

世界への影響

スーパーフライはただ本体となった人間を監禁するだけなので、世界への影響はありません。

外の世界に影響を与えたくでも、外に出られないので、どうにもなりません。

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使い道と活かし方

スーパーフライは、非常に問題が多い能力です。

こんな能力を持っていても、本体となる人間には何のメリットもありません。そこで、視点を変えてこんな使い方を考えてみました。

スーパーフライの活かし方


原作では、本体の鋼田一豊大は、鉄塔の中で誰の助けも借りずに、たくましくサバイバルしていました。

そこで、社会に適合できない子供や、ニートのような生活をしている人を更正させたり、トレーニングするなんてどうでしょう。

様子を見ながら数日~1ヶ月程度、鉄塔の中で生活させてみれば、かなりたくましい人間になるのではないでしょうか…。

総合評価★☆☆☆☆

スーパーフライの能力を持つということは、一生その場所に監禁されるに等しいことです。

解放されるには、他人を身代わりにする必要がありますが、そんなことをしたら、監禁罪に問われる可能性があります。

当然、誰もこんな能力を喜ばないですよね…。

というわけで、総合評価は★☆☆☆☆としました。

こんなスタンドを持った時点で、人生終わってます。

§スーパーフライが登場する巻(文庫本)§