第四部、ダイヤモンドは砕けないのボスキャラ、吉良吉影の操るスタンドが、キラー・クイーンです。
一人で3つもの強力な能力を持っている、チートスタンドです。能力は触れた物を跡形もなく、消し去る爆破能力です。
人間だろうが物だろうが触れた物を消し去る能力は、超強力です。
でも、普通の生活をしようと思ったら、この能力ってどうなんでしょうか?
そこで、実際に自分がキラー・クイーンを使えるとしたら、どんな活用方法があるのかを考えてみました。
というわけで、今回はキラー・クイーンの活用方法を考えてみます。
もくじ
キラー・クイーンの能力
キラー・クイーンは全身が白い人間型のスタンドです。
本体の至近距離にしか存在できないため、基本的には近距離パワー型です。
しかし、左手に内蔵されているシアーハートアタックは、温度の高い物体を自動追尾して爆破する、遠隔自動操縦型のスタンドです。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 24巻」P.98
スタープラチナのパワーをもってしても破壊不能な、頑強なスタンドです。そのため、物理攻撃しかできないスタンドだと、太刀打ちできない恐ろしい能力です。
さらに物語終盤には、バイツァ・ダストという新たな能力まで発現しています。
バイツァ・ダストは、人間に地雷のように仕掛ける能力です。仕掛けた人間が吉良吉影のことを誰かにしゃべったり、逆にその人間に対して、吉良吉影のことを質問したり、無理やり尋問したりすると、その人を爆破し、時間を1時間前に戻してしまいます。
爆破後に再び、1時間経過すると、爆破された人間は何をしていようと、必ず爆発消滅してしまいます。
バイツァ・ダストが発動すると、何も抵抗できません。
どんどん、ズルい能力を発現するスタンドです。まぁ、ボスキャラのスタンドなんて、どれもズルいですけど…。
特徴
吉良吉影の性格を反映しているせいか、接近戦は意外に強くないスタンドです。
ボロボロの承太郎のスタープラチナにも、ボコボコにされ、クレイジーダイヤモンドとの戦闘時も、早々に接近戦を放棄しました。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 24巻」P.201
破壊力もAではあるものの、クレイジーダイヤモンドの直すパワーには及びません。
最終バトル時も、ストレイ・キャットとの連携や吉良吉廣の助けによって、仗助と互角に戦いましたが、それが無くなると、弱体化するスタンドでした。
バイツァ・ダストの能力は圧倒的ですが、それが無いと意外に弱い能力です。
実は歴代のボスキャラの中でも、弱いスタンドかもしれません。
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
破壊力 | A | 一気に消し去る爆破力は驚異的 |
スピード | B | クレイジー・ダイヤモンドにも圧倒されているため、もっと低い印象 |
射程距離 | D | |
持続力 | B | シアーハートアタックは、相手を消し去るまで持続 |
精密動作 | B | |
成長性 | A |
射程距離はDですが、シアーハートアタックの射程距離は、非常に長いです。
また、成長性はAというのも特徴的です。“平穏に暮らしたい”、“見つかりたくない”という想いが極限に達すると、新たな成長をもたらすスタンドです。
実はそれが一番の特徴と言えるかもしれません。
特殊能力
キラークイーンの特殊能力はとってもたくさんあります。
順番に書いておきます。
【キラー・クイーンの能力】
能力名 | 特殊能力 | 特徴 |
---|---|---|
キラー・クイーン | 触れた物を爆弾に変える | 爆弾に変えた物自体を爆発させることも、爆弾に触れた物を爆破することも可能 起爆方法は触れることと、右手のスイッチの2種類がある 爆弾に変えられるのは、一度に一つだけ |
シアーハートアタック | 温度の高い物体を感知する 自爆する |
自爆しても自身は消滅しないので、何度でも爆破可能 |
バイツァ・ダスト | 対象の人間に取り付く 相手の眼球に入りその人間を爆破する 爆破後に1時間時間を戻す |
一度、爆破された人間は何をしていても同時刻に爆発するが、その前にバイツァ・ダストを解除すると爆発を免れることができる。 |
爆発した物体は、跡形も無く消え去ります。自分の正体を知られたくないという、性格がスタンド能力に現れているかのようです。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 27巻」P.256~P.257
物語終盤では、ストレイ・キャットの空気を爆弾に変えるなど、何であろうとも爆弾に変えてしまっています。
とにかく相手に触ることができれば勝ちという、強力なスタンドです。
爆破する範囲も意外に、細かくコントロール可能です。電車で出会った若いカップルを爆破消滅させた際には、男の耳だけ残して、消滅させるという細かい調整をしました。
有効度
キラー・クイーンの能力は、爆破というよりも、対象物を消滅させると解釈すると分かりやすいです。
邪魔なものは跡形も無く、綺麗さっぱり処分することが可能です。
廃棄物や有害物などを消すと便利そうです。
ちなみにシアーハートアタックは、無差別に爆破しまくるため、危険すぎて事実上使用することが無理な能力です(-_-;)
リスク
他人の所有物や、人自体を爆破してしまうと一大事です。
完全に消滅してしまうため、取り返しのつかないことになってしまいます。
能力を使用する時は、慎重さが必要な能力です。
悪用度
悪事に使うにしても、そんなに便利な使い方が思い付きません。
銀行や貴金属店や宝石店に侵入して、窃盗を行うことなどが思い付きます。
しかし、壁などを爆破した跡が残るため、証拠を消すことが困難です。
爆破だけだと、なかなか便利な悪事が思いつきません。
世界への影響
物を爆破・消滅させるだけなので、世界への直接的な影響はありません。
だからと言って、重要な社会インフラなどを設備を爆破すると、社会が大混乱する可能性がありますが…。
使い道と活かし方
キラー・クイーンは、ダイヤモンドは砕けないのラスボスだけあって、高い戦闘能力を誇るスタンドです。
そこで、こんな使い方を考えてみました。
キラー・クイーンの精密な爆破能力を使って、建築物を安全に解体する作業員とかに使えそうです。
他にはごみ処分場とか、産業廃棄物や放射性廃棄物などの処分にも使えそうです。
社会で排出されるものの後始末的な仕事にしか使えないため、微妙なスタンドではあります
総合評価★★★☆☆
キラークイーンは、ラスボスの能力でありながら、爆破するという破壊的な能力のため、意外なくらいに使い道が無いスタンドです。
日常生活では、色々と便利な面もあるのでしょうが、社会貢献ともなると、大した使い道がありません。
というわけで、総合評価は★★★☆☆としました。
やっぱり、消すだけじゃなく、何か価値を生み出す能力の方が、世の中に貢献できる気がします。
§キラー・クイーンが登場する巻(文庫本)§