ドゥーム・オブ・ザ・ブームは、ブンブーン親子のスタンドです。

親子三人が同じようなスタンドを使える、珍しいタイプです。

スティール・ボール・ランレースの優勝のために、自分たちよりも順位が上のジャイロたちを襲いました。

磁力を操るスタンドですが、その使い方は殺害に特化しています。こういうスタンドの平和的な利用法って考えづらいんですが、どうなんでしょうか…。

というわけで、今回はドゥーム・オブ・ザ・ブームの能力の考察と、活用方法を考えてみます。

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もくじ

ドゥーム・オブ・ザ・ブームの能力

ブンブーン一家は、父親のベンジャミン、長男のアンドレ、次男のL.A.からなり、3人とも全く同じ能力のドゥーム・オブ・ザ・ブームを使うことができます。(呼び名は、それぞれワン、ツー、スリーが付きます)

能力は、自分の体に触れた者に磁力を帯びさせるというものです。体の一部であれば良いため、ブンブーン一家は自分たちの血液に触れさせることを常としています。相手との距離が近くなるほど、磁力が強くなるため、3人で取り囲んで、徐々に追い詰めていく戦術が常套手段です。

囲んで破裂させる

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン 2巻」

同じ磁力を操るスタンドには、バステト女神がいますが、バステト神はターゲットの距離よりも、時間経過で磁力が強くなっていきます。

また、磁力によって、血液中のヘモグロビンを操って、体内から攻撃することもできます。

こちらはメタリカに似た能力ですが、釘やカミソリのような物をそっくりそのまま作ったりはできません。血液中の鉄分を金属化して、体内からダメージを与えるだけです。

その代わり、鉄片などを磁力で操ることにより、骨格を変えることができます。これを利用して、他人に変装することもできます。

さらに磁力を使って、飛んでくる鉄球を粉々に削って粉砕するようなことも可能です。

削れる鉄球

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン 2巻」

ターゲットとの距離が離れてしまうと、磁力は弱くなりますが、磁力を帯びたターゲットが複数いる場合は、そのターゲット同士も磁力で引き合います。

そして、磁力を帯びた者が3人集まると、たとえブンブーン一家から距離が離れていても、ターゲット同士が強力に引かれ合ってしまいます。最後は内臓が飛び散るほどの勢いで、圧死してしまいます。

スタンド自体の射程距離は、とても短いため、近距離パワー型に分類されるスタンドです。

特徴

スペックは可もなく不可もないといった感じですが、原作中ではスペックが判別できるようなシーンはあまりありません。

直接スタンドで戦うようなことはぜず、あくまでもスタンドの特殊能力で戦うスタイルです。

【基本スペック】
項目 評価 備考
破壊力 D
スピード C
射程距離 C 能力の影響範囲は50mらしいが、作中では明らかに50m以上離れている
持続力 B
精密動作 C
成長性 C

他人を攻撃する時には、色々と制約があるスタンドですが、自分の体に使う時には、とても自由度が高いです。

どちらかと言うと鉄を操ったり、加工したりする使い方の方が便利な気がします。

特殊能力

特殊能力は、磁力を操ることと、その磁力を他人に帯びさせることです。

この特殊能力には、次のような特徴があります。

  • 磁力を自在に操ることで、鉄片を動かしたり、削って加工することが可能
  • 相手に磁力を帯びさせる時には自分の体か血液に触れさせる必要がある
  • ターゲットが離れると磁力が弱くなる
  • 三人で取り囲んだ時が一番磁力が強くなる
  • 磁力を帯びたターゲットが三人集まると本体との距離に関係無く磁力が強くなる

複数人に磁力を帯びさせた場合、圧死してしまうくらいの強力な磁力になってしまいます。

3人集まるとヤバい

©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン 3巻」

血液に触れさせれば、その相手は磁力を帯びてしまうため、飲み水などに血液を混ぜると、大勢の人を一気に殺害できる恐ろしい能力です。

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有効度

他人に磁力を帯びさせてしまうと、事故につながる可能性が高いです。

そのため、自分で磁力を操る使い方に限定せざるを得ません。

ベンジャミンがやっているような変装よりも、鉄を加工するような使い方が便利そうです。

リスク

うっかり、自分の血が他人に触れてしまうと、事故が起きる可能性が高いです。

目に見えないほどの飛沫であっても、物に付着したちょっとの血液でも、触れさえすればしっかりと効力を発揮してしまいます。

気付かないくらいのちょっとの出血でも、大惨事につながりかねないため、自分を傷付けて血を出さないように細心の注意が必要です。

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悪用度

鉄の壁や扉などは簡単に壊すことができるため、住居侵入による窃盗などに使えそうです。

最近は防犯カメラなどのセキュリティ装置の性能も上がっていますが、磁力を使えばこういった電子機器も機能不全に陥らせることができるはずです。

世界への影響

自分の血液を、例えば生活用の上水道に流したらその水を使う人たちは、いっぺんに磁力を帯びてしまうでしょう。

もっとも、そんなことをしたら、自分が失血死する危険もありますが、とにかく使い方次第では、かなり大きな影響を与えるスタンドです。

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使い道と活かし方

ドゥーム・オブ・ザ・ブームは原作では、他人を惨殺するためにしか使われていませんが、鉄を加工する能力は結構便利です。

というわけで、こんな活用方法を考えてみました。

ドゥーム・オブ・ザ・ブームの活かし方


オーダーメイドの鉄製品製作業などを、やったら良さそうです。

現代はDIYをする人も増えているため、そういった人向けに鉄製の建材や部品を制作してあげます。

溶接などはできないのが、残念な所です…。

総合評価★★★☆☆

ドゥーム・オブ・ザ・ブームの能力の一番のストロングポイントは、他人に磁力を帯びさせることですが、その能力を使うことは、傷害罪になりかねない危険な行為です。

鉄製品の加工くらいでは、同じことができる鉄工所はたくさんあります。

そんなことも考慮して、総合評価は平凡に★★★☆☆としました。

鉄くずを集めて売却することでお小遣いは稼げそうですけどね…(-_-;)

§ドゥーム・オブ・ザ・ブームが登場する巻(文庫本)§