ジョジョの奇妙な冒険の主人公たちの必殺技と言えば、ラッシュパンチです。
少年漫画ではカッコいい名前が付いた技が多い中で、ただタコ殴りにするというだけの技と呼ぶのも微妙なものです。
しかし、その殴られっぷりの描写がインパクト抜群で、読者をスカッとさせる瞬間でもあります。
そして、第四部「ダイヤモンドは砕けない」の主人公である、東方仗助も「ドラドラ」の掛け声と共に相手をタコ殴りにする『ドラドララッシュ』の使い手です。
というわけで、今回は東方仗助のクレイジー・ダイヤモンドが放つ、ドラドララッシュのパンチ数ランキングを調べてみました。
ランキングの結果は意外なものでしたよ!
それでは、ドラドラランキングを見ていきましょう(^^)/
もくじ
ランキングのルール
さて、まずはランキングルールのおさらいからです。
基本はオラオラランキングの時と同様に殴られた回数の多い順に、順位を決めるだけです。
ただし、カウント対象となるパンチはオラオラの時と微妙に変えてます。
コマまたぎで明らかに同一のパンチと判断できる場合は、1発とカウントすることにしました。
というわけで、今回のカウント条件は、次のようにしました。
- カウント対象はパンチのみ
- 有効打以外は対象外
- 残像付きのパンチと打撃痕をカウント
- 「ドラ」の数はカウント対象外
- 別の場面で殴られている分も合計してカウント
- 仗助が殴ったのは対象外
ドラドララッシュのランキングなので、キックは、カウント対象外です。
また、クレイジー・ダイヤモンドは”直す能力”で攻撃することが、非常に多いのですが、それもカウント対象外です。
ドラドララッシュでも防御されたり、ダメージが浅かったものはカウント対象外とします。
ただし、”ラッシュしながら直す”なんてこともしているのですが、この場合はカウント対象とします。
オラオラの時と同様、カウント対象は、明らかにパンチと分かる残像が付いた拳撃に加え、相手が被弾した時のクレーターのような打撃痕もカウントします。打撃痕だけしか付いてないコマもあるので、そうしています。
ただし、相手の顔面にパンチがめり込んでいる描写がコマまたぎで続く場面が複数あります。この場合は、明らかに同一のパンチなので、1発とカウントします。
オラオラの時と同様、掛け声の「ドラ」はカウント対象外とします。
クレイジー・ダイヤモンドの場合、単発パンチを複数個まで叩きこんでいる場面が多々あります。この場合、それらは全て合計してしまいます。
岸辺露伴などは仗助自身がボコボコに殴ってますが、本体の殴打はカウント対象外とします。
根は優しい仗助なので、全体的に少な目ですが、やはり髪型をけなされた時の爆発力が特徴的でした。
というわけで、ランキングを見ていきましょう!
ドラドラランキング!
クレイジー・ダイヤモンドの場合、直す能力を駆使して戦う場面が多いです。そのため、ドラドララッシュでとどめを刺す場面が、少なめでした。
なんと、この7人だけでした。
ただし、1位に輝いたキャラクターは、見事にボコボコにされています。
というわけで、今回は少なめなので、全員紹介していきます!
7位:ザ・ハンド/虹村億泰(1発)
第7位はザ・ハンドの虹村億泰です。
仗助と対峙中に兄の形兆と話しているという、隙だらけの状態の顔面に、右フックを1発被弾しています。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 18巻」P.196
ラッシュとは言えない、単発パンチですが一応ランキングに入れてみました。
6位:キラークイーン/吉良吉影(5発)
第6位はキラークイーンの吉良吉影です。
ダイヤモンドは砕けないのボスキャラにも関わらず、たったの5発という結果でした。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 29巻」P.176
というのもこのラストバトルの序盤・中盤は、互いに自分の特殊能力を駆使したものでした。
クロスレンジで殴り合ったのは、最後の最後で、しかも、とどめのラッシュパンチをストレイ・キャットに防御されてしまったため、このような少なさになってしまいました。
4位:ヘブンズ・ドアー/岸辺露伴(9発)
第4位は同率で2人います。まずはヘブンズ・ドアーの岸辺露伴です。
仗助とは犬猿の仲の露伴ですが、そのきっかけになったのが、このドラドララッシュでした。
ヘブンズ・ドアーの能力を確実に喰らわすために、仗助の髪型をバカにするという行為に出ました。しかし、逆上した仗助の目には、ヘブンズ・ドアーは眼中になく、ドラドララッシュを被弾し敗れました。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 22巻」P.33
9発というと少ない印象ですが、最初の1発は顔面にめり込むほどの重くて強烈な一撃です。そして、ラッシュを受けた後の、仕事部屋は家具が崩れ去りメチャクチャです。
さらに仕上げとして、本体の仗助自身の3発の殴打(カウント対象外)も加わり、病院送りとなってしまいました。
数よりも破壊力が印象的な、ドラドララッシュです(^^;
4位:ハイウェイ・スター/噴上裕也(9発)
第4位の2人目はハイウェイ・スターの噴上裕也です。
ハイウェイ・スターに散々追跡された鬱憤を晴らす、強烈なドラドララッシュでした。ラッシュを受けた噴上裕也は病室の窓を突き破り、外の噴水に転落してしまいました。
よく死なないで済みましたね…。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 26巻」P.185
ただし、仗助は自分の心が痛まないように、一度怪我を治してから、ラッシュをしています。優しさが垣間見られることから、本気のドラドララッシュではないのかもですね。
2位:エニグマ/宮本輝之輔(13発)/
第2位も同率で2人います。1人目はエニグマの宮本輝之輔です。
宮本輝之輔が人質を取り、相手の心の弱みに付け込むという、卑劣な手段で挑んできたため、仗助の怒りを買いました。そして、ドラドララッシュにより、最後は本と一体化されて再起不能となりました。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 27巻」P.244
本にされてしまうという、ある意味、死刑よりも過酷な目に合わせたことから、仗助の怒りの深さが感じられます。
2位:レッド・ホット・チリ・ペッパー/音石明(13発)
第2位の2人目は、レッド・ホット・チリ・ペッパーの音石明です。
仗助の自宅に現れた時と、杜王港でのバトル時の2回に渡って、数発ずつ被弾しています。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 21巻」P.81
ただし、どちらもレッド・ホット・チリ・ペッパーが本気を出してない時に被弾しており、大したダメージになっていません。
決定打になっていないため、迫力に欠けるドラドラとなっております。
1位:アクア・ネックレス/片桐安十郎(35発)
そして、ドラドラランキングの第1位は、アクア・ネックレスの片桐安十郎でした。
父親代わりとして育ててくれた、祖父を殺害したというだけで、仗助からはかなり恨まれているはずです。それに加えて、髪型をディスるという二重の怒りにより、計35発に及ぶ、ドラドララッシュを被弾しました。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 18巻」P.149
最後は岩と同化させられ、スタンドを操るどころか、会話すらまともにできない状態にされてしまいました。
35発という数字以上に、永久に岩にされるという結末がインパクト十分です。
番外編
さて、本編のランキングが終わったところで、今度は番外編です。
クレイジー・ダイヤモンドにドラドラされた相手には、こんな相手もいました。
そんな変わった対象を紹介します。
サーフィスの人形(7発)
間田敏和のサーフィスも、ドラドララッシュを被弾しています。と言っても、直接喰らったわけではなく、間田がチンピラにKOされた後に、仗助がサーフィスの人形を処分するためのものでした。
7発のラッシュで、人形は粉々に粉砕されてしまいました。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 19巻」P.283
その後、間田がサーフィスを使っている場面が無いので、その人形じゃないとスタンドが発動できないのかもしれませんね。
シアーハートアタック(5発)
キラークイーンの左手から射出されるシアーハートアタックも、ドラドララッシュを受けています。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 24巻」P.223
その被弾数は5発です。スタープラチナのオラオララッシュも散々被弾しているので、実はラッシュパンチ被弾数の影のNo.1かもしれません。
キラークイーンの被弾数に加算したいところですが、シアーハートアタックは遠距離自動操縦型の別スタンドと判断して、除外しました。
また、この時のドラドララッシュが破壊目的ではなく、吉良吉影の追跡のために治したということで、番外編としました。
まとめ
というわけで、今回はドラドララッシュのランキングをお届けしました。
ランキング結果を表にまとめておきます。
【クレイジーダイヤモンドのドラドラランキング】
順位 | 被弾数 | キャラクター名 | 備考 |
---|---|---|---|
7位 | 1発 | ザ・ハンド | |
6位 | 5発 | キラークイーン | 遠距離戦がメインだったため、少な目 |
4位(同率) | 9発 | ヘブンズ・ドアー ハイウェイ・スター |
|
2位(同率) | 13発 | エニグマ レッド・ホット・チリ・ペッパー |
本にされて図書館送りにされた 決定打にはならなかった |
1位 | 35発 | アクア・ネックレス | 被弾数もさることながら、最後は岩にされてしまった |
番外編1 | 7発 | サーフィスの人形 | 人形を粉々に粉砕 |
番外編2 | 5発 | シアーハートアタック |
クレイジー・ダイヤモンドの場合、直す能力を駆使した戦い方が多かったため、ラッシュパンチの場面は予想外に少なかったです。
それにしても、1位と2位の差が際立ちます。
やはり、髪型をバカにされた時の爆発力がものを言うようですね。
くれぐれも髪型の悪口を言うのは、やめておきましょう…。
©集英社文庫「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 18巻」P.38