第五部、黄金の風はDIOの息子のジョルノ・ジョバァーナが主人公のエピソードです。肩に星形のアザがあることから、遺伝上はジョースターの血統のようです。

イタリアのギャング組織、パッショーネ内の闘争を描いた今までとは違う舞台設定になっています。

イタリア各地を移動しながら、ジョジョの奇妙な冒険中でも屈指のチートスタンド『キング・クリムゾン』を操るボスとの戦いを描いた物語です。

ここではこの黄金の風に登場したスタンドを紹介していきます。

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もくじ

黄金の風のスタンド一覧

黄金の風に登場したスタンドの、一覧表です。

【ブチャラティチーム】

スタンド名 本体名
ゴールド・エクスペリエンス ジョルノ・ジョバァーナ
スティッキィ・フィンガーズ ブローノ・ブチャラティ
ムーディー・ブルース レオーネ・アバッキオ
セックス・ピストルズ グイード・ミスタ
エアロ・スミス ナランチャ・ギルガ
パープル・ヘイズ パンナコッタ・フーゴ
スパイス・ガール トリッシュ・ウナ
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム ジョルノ・ジョバァーナ

 

【暗殺チーム】

スタンド名 本体名
リトル・フィート ホルマジオ
マン・イン・ザ・ミラー イルーゾォ
ビーチ・ボーイ ペッシ
ザ・グレイトフル・デッド プロシュート
ベイビィ・フェイス メローネ
ホワイト・アルバム ギアッチョ
メタリカ リゾット・ネエロ

 

【ボスの親衛隊】

スタンド名 本体名
トーキング・ヘッド ティッツァーノ
クラッシュ スクアーロ
ノトーリアス・B・I・G カルネ
グリーン・デイ チョコラータ
オアシス セッコ

 

【ボスとその他の構成員】

スタンド名 本体名
ブラック・サバス ポルポ
ソフト・マシーン マリオ・ズッケェロ
クラフト・ワーク サーレー
キング・クリムゾン ディアボロ

 

【その他】

スタンド名 本体名
エコーズ 広瀬康一
ミスター・プレジデント ココ・ジャンボ
シルバーチャリオッツ&シルバー・チャリオッツ・レクイエム ジャン=ピエール・ポルナレフ
ローリング・ストーンズ スコリッピ

 

一覧表を見てみると、ブチャラティチームを始めとした、大勢のメンバーが、ボスに反旗を翻しています。パッショーネの組織運営には、大きな疑問を感じざるを得ませんね…。

というわけで、それぞれのスタンドを順番に紹介していきます。

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ブチャラティチーム

主人公のジョルノが所属するチームのメンバーです。

リーダーのブチャラティは、ジョルノを凌ぐほどの人気を誇ります。

個人的にはナランチャが放った『死亡フラグ』確定なセリフが印象的です。

ゴールド・エクスペリエンス

黄金の風の主人公、ジョルノのスタンドです。

口癖が”無駄”以外は、DIOとは違う正義の心を持っています。

スタンド能力は、生まれついてのもののようですが、使いこなせるようになったのは、黄金の風のエピソードが始まる直前の頃のようです。

能力

基本は、物体に生命を与えて、生物に変えるという能力です。そして、その生物を攻撃すると、ダメージが跳ね返ります。

また、既に生命がある人間に生命力を与えた場合は、感覚が暴走してしまい、痛みなども増幅してしまいます。

やがて、ベイビィ・フェイスとの戦いで成長した結果、人体の一部分を作り出して移植することができるようになりました。

概要

作り出した生物に与えたダメージの反射と感覚が暴走する能力は、なぜか物語の再序盤だけした登場しませんでした。

その後の使い方は、直物や小形動物など上手に使った先方が中心でした。

どうせなら、ライオンや虎を作り出した方が、強力な戦力になる気がします(^^;

スティッキィ・フィンガーズ

正義を重んじ、冷静さと大胆さを兼ね備えたブローノ・ブチャラティが操るスタンドです。

メンバー達は、命を捨ててもいいと思うほどの信頼を勝ち取っています。

どうでもいいですが、ブチャラティの髪型を見ていると、毎日のヘアメイクが大変そうだなと思ってしまいます(^^;

能力

触れた物体にジッパーを付けてしまいます。

ジッパーを付けたのが一部分であれば、その中に物をしまったり、身を隠したりもできます。

腕にぐるっとジッパーを付ければ、ダメージ無く腕を切り離すことができます。首にジッパーを付ければ頭部を切り離すことも可能です。

ただし、心臓を切り離すと、血流が途絶えてしまい、死に至る危険があります。

概要

スピードと破壊力を兼ね備えており、触れればジッパーを付けて、バラバラにできてしまうため、接近戦で無類の強さを発揮するスタンドです。

ゴールド・エクスペリエンスの能力で、ゾンビ状態になりながらもチームをリードしました。

そして、最後は戻る体が既に死んでいると知りながら、シルバー・チャリオッツ・レクイエムを破壊し、ジョルノたちを勝利に導きました。

ムーディー・ブルース

元警察官のレオーネ・アバッキオが操るスタンドです。

ジョルノとはそりが合わず、いつも意見が対立しています。

一方で、ブチャラティには絶対の信頼と忠誠を抱いており、命令を忠実に遂行します。

能力

過去にその場にいた人物に変身して、言動を詳細に再生します。過去の出来事を詳しく知ることができるだけでなく、未来への伝言を伝えることもできます。

また、所持品なども再現できるため、メモや画像などを所持した後に、それを処分してしまえば、安全に機密情報を伝えることができます。

ある意味、ボスが最も恐れたスタンドです。

概要

戦闘能力は低く、戦闘でもあまり活躍していません。

しかし、情報収集能力は群を抜いており、ボスを追い詰めるために最も活躍したスタンドと言えます。

再生や巻き戻し方法が昔のビデオデッキと同じアナログな能力です。そのため、昔の人物を再生しようとすると、とても時間がかかります。

セックス・ピストルズ

グイード・ミスタが操る、銃弾を操るスタンドです。

6体の小さなメンバーから成る群体型スタンドで、各メンバーはとってもよくしゃべり、食い意地が張っています。

ベイビィ・フェイスに襲撃される原因を作ったのも、元々ピストルズがトラックドライバーのハンバーガーを盗み食いしたことによります(^^;

能力

拳銃の銃弾を発射したり、向きを変えたりするだけの能力です。

一体一体は非力ですが、群体型スタンドの特徴として、一体だけ死んでも本体には大したダメージになりません。

真っ当な社会生活をする人は、拳銃なんて所持できないので、セックス・ピストルズのスタンドを持っても役に立たないかもです…。

概要

黄金の風では、ジョルノ、ブチャラティに次いで活躍したスタンドです。直接の攻撃手段は銃弾だけですが、射程距離は銃弾が届く所までと長距離です。

そのため、偵察でも活躍しています。

決まった時間に食事ができないと機嫌を損ねます。No.5はいじめられっ子で、食べ物を取られたりしています。

個人的には、彼がお腹一杯食べられているのかが心配です…。

エアロ・スミス

ナランチャ・ギルガが操る、小型戦闘機のスタンドです。

機銃掃射と爆撃が可能で、機動力もある強力なスタンドです。

公式設定では“スミス”というパイロットが操縦席に乗っています。

能力

長い射程距離を活かして飛び回り、機銃掃射と爆弾投下を武器にして、敵を攻撃します。

二酸化炭素を探知するレーダーを使って索敵するため、むやみに攻撃して辺り一帯を炎上させると、かえって自分の首を絞めることになります。

プロペラを使った攻撃も可能なため、接近戦も可能です。

個人的にはプロペラを刈り払い機のようにして、雑草を刈り取ることに使いたいです(^^;

概要

ブチャラティに忠誠を誓っているというよりは、依存しているという表現がピッタリです。

ブチャラティチームにしか、自分の居場所は無いと思っているようです。

ボスに殺される直前に、ジョジョ史上ベストと言っても過言ではない、死亡フラグを披露しています。

パープル・ヘイズ

パンナコッタ・フーゴが操る殺人ウィルスを放つスタンドです。

荒木先生ご自身も認める強力過ぎるスタンドです。強力過ぎるスタンドゆえに扱いに困った荒木先生は、物語途中でブチャラティチームから抜けさせることにしたんだとか…。

能力

両手に付いた殺人ウィルスが、入ったカプセルが武器です。カプセルの固さは、鶏の卵ほどと推定され、ちょっとの衝撃で簡単に割れます。

このウィルスの感染能力は圧倒的で、一瞬で空気感染し、数十秒で体の組織をドロドロに溶かすほどの毒性を持ちます。

相手の近くでカプセルを割ってしまえば、勝利確定という恐ろしいスタンドです。

概要

フーゴは、普段は穏やかですが、気に入らないことがあると瞬時に怒り、暴力的になります。

そんなフーゴの性格を反映した、狂暴なスタンドです。直線的に相手に襲いかかり、手に付いたカプセルを割って、ウィルスを放出します。

実はキング・クリムゾンにだって、簡単に勝てる能力ではないかと思います。

スパイス・ガール

ボスの実の娘、トリッシュ・ウナが操るスタンドです。

血縁者から自分の素性を知られることを恐れたボスに命を狙われました。それを知ったブチャラティは、激怒しボスを裏切る決心をしました。

でも、本人は自分の身を呪うばかりで、当初はブチャラティたちに対して、感謝や仲間意識は感じていなかったようです。

能力

あらゆる物体をグニャグニャに柔らかくして、壊れなくすることができます。

柔らかくした物体は、クッションや盾になりますが、攻撃には不向きです。

攻撃よりも防御やサポートに向いた能力です。

概要

当初はブチャラティたちに心を開いていませんでしたが、ノトーリアス・B・I・Gとの戦闘時に自身のスタンド能力に気付き、精神的に大きく成長しました。

その後はブチャラティたちと共にボスと戦いましたが、活躍したのはノトーリアス・B・I・Gの時だけでした。

ファッションや身だしなみに気を遣い、体臭や体毛を嫌います。でも、逆にそのことがきっかけでミスタとの信頼関係も増したようです…。

ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム

ジョルノが発現させたレクイエム能力です。

全ての物事を真実に到達させないという、ジョジョの奇妙な冒険の中でも最強の能力です。

きっとメイド・イン・ヘブンにもワンダー・オブ・Uにも勝てちゃうスタンドです。

能力

物事の結果に帰結しないようにすることができます。

出来事の結果を、無効にして結果を変えることもできますし、結果に到達する前の過程を何度も繰り返させることもできます。

相手のなすこと全てを無しにできちゃうメチャクチャ、ズルいスタンド能力です。

概要

仲間の犠牲のおかげで、遂に矢を手にしたジョルノが発現させた究極のスタンド能力です。

キング・クリムゾンの能力を無効化し、ディアボロを”永遠に死に続ける状態”に追いやって勝利しました。

勝利した後は、矢じりが地面に落ちてしまい、レクイエム能力は消失してしまいました。このことから、レクイエム能力は一時的にしか持続しないもののようです。

暗殺チーム

ボスの処遇に不満を持ち、組織に反逆したメンバー達です。

ボスの正体を突き止めるためのカギになるトリッシュを追って、ブチャラティチームと戦いました。

ブチャラティチームもボスを裏切ることになるので、よく考えると、戦う必要が無い相手だったと言えます。

リトル・フィート

ホルマジオが操る相手の身体を小さくできるスタンドです。

ストーンオーシャンでも相手の身体を小さくしてしまうスタンドが登場しますが、リトル・フィートの場合は自分も小さくできることが特徴です。

能力

スタンドの手の先に付いている刃物のようなもので、切りつけることで、相手の身体を小さくすることができます。

小さくできるスピードはゆっくりなので、傷を付けることに成功したら、一旦離れて小さくなるまでの時間を稼ぐ必要があります。

また、自分自身の大きさを変える事もでき、その場合は一瞬で大きさを変えられるようです。

概要

トリッシュ護衛中のブチャラティチームを、襲撃した第一の刺客です。

毎度不思議に思うのは、敵はいつも一人ずつで襲ってくることです。チーム全員で力を合わせて襲撃すれば良いのに…。

リトルフィートも敵を小さくするだけの能力で、しかも、小さくするまでに時間がかかります。一人ずつ各個撃破するつもりで会っても、ブチャラティチーム全員を敵に回すには、力不足なスタンドと言わざるを得ません。

特にエアロ・スミスは、小さくなっても十分な殺傷能力があるスタンドです。実際、なりふり構わぬ攻撃を仕掛けたナランチャに敗北を喫しています。

マン・イン・ザ・ミラー

イルーゾォが操る鏡の世界を作り出すスタンドです。

鏡の世界に出し入れする人は、自由自在なため、自分だけのプライベート空間を作り出すことができます。

テーマパークの鏡像世界に入って、一人だけで楽しむのもいいかもです。

能力

鏡像世界を作り出すという能力です。出入口は鏡や水面など、鏡像が映し出されるものなら何でも良いようです。

鏡像世界には誰でも入れるわけでなく、イルーゾォが許可した対象だけです。

そのため、スタンド使いと戦う場合は、本体だけ鏡像世界に入れて、フルボッコにするというのが常套戦術になります。

概要

ポンペイの遺跡を訪れたジョルノとフーゴ、アバッキオを、襲撃した暗殺チームの第二の刺客です。

3人同時に相手をするという、無謀に思える戦いを仕掛けましたが、寸前の所まで3人を追い詰めました。

しかし、パープル・ヘイズの殺人ウィルスを利用した、ジョルノの捨て身の行動により敗北しました。

ビーチ・ボーイ

ビーチ・ボーイは暗殺チームのペッシが操るスタンドです。

あらゆる物体をすり抜ける、釣り竿と釣り針のスタンドです。

結構高スペックなスタンドですが、ペッシの精神的な未熟さのために色々と残念です…。

能力

釣り針は獲物にだけヒットし、それ以外の物体はすり抜けることができます。

さらに釣り針は、生命センサーとしても機能し、付近の生物の数やおおよその位置なども分かります。

一度ヒットすれば、人間ほどの体重でも容易に吊り上げることができます。

本当の釣りで使えば、結構大きな獲物も簡単に釣れそうです。

概要

マンモーニというあだ名で呼ばれるほど、精神的に未熟です。

しかし、いつも行動を共にしているプロシュート兄貴が敗北した後に、精神的に急成長してブチャラティを追い詰めました。

ブチャラティに追い詰められた結果、最後は下衆に成り下がり、バラバラにされて川に流されてしまいました。

ギャングなんて辞めて、いっそ漁師になった方がよほど幸せな生活ができただろうに…。

ザ・グレイトフル・デッド

暗殺チーム所属のプロシュートが操るスタンドです。

体温が高い生物を無差別に老化させるという極悪な能力です。平和に生活しようと思ったら、こんなスタンドに使い道がありません。

個人的にはグリーン・デイに匹敵する凶悪なスタンドだと思っています。

能力

一定の範囲にいる生物を、その体温に比例した速さで老化させます。

体を冷やすことで、老化を止めることができますが、スタンドで直接触れた場合は、体温に関係無く一気に老化させることができます。

クロスレンジでの打撃戦は不得意と思いきや、激しいバトルに持ち込めば、相手の体温を上げることができ、その結果老化を促進させることができます。

離れても、近付いても隙が無い、強力なスタンドです。

概要

ジョジョの奇妙な冒険で”兄貴”と言えば、このプロシュートのことです。

ダンディで冷静沈着で決断が早く、弟分のペッシに厳しくも愛情を持って接するプロシュートは、ブチャラティにも引けを取らない、カッコよさです。

激走する列車から転落し、瀕死の重傷を負いますが、それでもスタンド能力を使い続け命が尽きるまでペッシを援護するという壮絶な最期を遂げました。

ベイビィ・フェイス

ベイビィ・フェイスはメローネが操るスタンドです。

本体のメローネは、強力なスタンドを生み出すための最適な母親を見つけたいがために、女性に気持ち悪い質問をしまくるド変態セクハラ人間です。

今なら苦情が殺到しそうなキャラクターですね…。

能力

スタンドは、ノートPCのような姿をしており、最適な母親を見つけるための分析能力が備わっています。

最終的には父親であり、ターゲットとなる人間のDNAを母親に埋め込み、遠隔自動操縦型スタンドを生み出します。

生み出されたスタンドは、自分で判断できる高い知能を備えており、遠隔自動操縦型スタンドの欠点を克服した強さを持っています。

概要

プロシュートとペッシが敗れた列車に駆け付けたメローネは、ブチャラティのものと思われる血痕と、偶然乗り合わせた自己中心的で攻撃的な性格の女性を母として、スタンドを誕生させました。

生み出されたスタンドは攻撃的で賢く、ジョルノを追い詰めましたが、最後は母親の性格を受け継いだ身勝手さが災いして、爆死してしまいました。

ホワイト・アルバム

ホワイト・アルバムは、根掘り葉掘りの”葉掘り”など、意味不明な言葉が大嫌いなギアッチョのスタンドです。

ホルス神のように低温を操り、あらゆるものを凍らせるスタンドです。

しかし、冷却力はホルス神より強いようで、一瞬で空気まで凍らせてしまうほどです。

キレやすいその性格も、冷却することができたら、ジョルノたちに勝ってたかもしれませんね。

ちなみに私の場合はHong Kong(香港)の読み方が、”ホングコング”じゃないのに納得がいきません。

能力

ただ冷却するだけの能力ですが、その冷却能力が半端じゃありません。

地面はもちろん、海水も一瞬で凍結させ、挙句の果てには空気を凍らせて鎧にするなんてことも可能です。

“シンプルな能力ほど強力”という、ジョジョの奇妙な冒険のセオリーを体現したスタンドです。

概要

ギアッチョは、ボスに会うための情報を入手しに来た、ジョルノとミスタを襲撃しました。

ゴールド・エクスペリエンスやミスタの拳銃は、ホワイト・アルバムの冷却能力と相性が悪く、ミスタが瀕死の重傷を負うほどの苦戦を強いられました。

最期は紙一重の”覚悟の違い”により、ゴールド・エクスペリエンスの無駄無駄キックの前に敗れ去りました。

メタリカ

「ロォォォドォォォ」という謎のうめき声を上げる、メタリカは暗殺チームのリーダー、リゾットのスタンドです。

相手の体内の鉄分を使って、鉄製の物体を作り出します。

刃物恐怖症の私にとって、体内にカミソリを作り出されるなんて、考えただけで目まいがします…。

能力

敵の体内にある鉄分を、自在に物体に変えることができます。

刃物や釘などの鋭利な物を作り出せば、それだけで相手に重傷を与えることができます。

また、鉄分を物体化されてしまうと、血液中のヘモグロビンが不足するため、体内が酸欠になり、最悪の場合死に至ります。

黄金の風に登場するスタンドの中でも、トップクラスの強さです。

概要

暗殺チームの敵討ちと打倒ボスのため、ブチャラティチームを追跡する中で、偶然ドッピオに遭遇しました。

当初、ドッピオがボスとは気付かず手加減して戦った結果、エアロ・スミスを利用したキング・クリムゾンの攻撃により敗北しました。

ドッピオがボスだと分かっていれば、脳や心臓のような急所にカミソリを作り出しておしまいだったと思います。

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ボスの親衛隊

ボスから直接、指令を受けて動く、親衛隊のメンバーです。

親衛隊と言っても、ボスへの忠誠度が低いメンバーも含まれています。

パッショーネは全体的に、メンバーの忠誠心の低さが目立ちますね。構成員たちの心を掴むどころか、姿も声も知らせないようにするディアボロのやり方の悪影響が思いっきり出ています。

トーキング・ヘッド

トーキング・ヘッドはティッツァーノが操るスタンドです。

人にウソ偽りを言わせるだけの能力ですが、敵を混乱させることで、戦いを有利に進めることができるため、誰かと組むことで強さを発揮するスタンドです。実際に原作でも、スクアーロのクラッシュと組むことでブチャラティたちをあと一歩まで追い詰めています。

能力

相手の下に取り付き、相手の意思とは逆のことを喋らせることができます。

ウソを言わないように黙っていようとしても、頭に思い浮かべただけで、それと逆の発言をしてしまいます。

舌の裏にいるのがバレてしまうと絶体絶命な気がしますが、やはり舌の裏なのでなかなか見つかりにくいようです。

概要

ナランチャの舌に取り付いて、ウソを喋らせて戦いを有利に進めました。

しかし、ジョルノが作った新しい舌に交換したナランチャに、裏をかかれて敗北しました。

スクアーロとのチームワークは良かったのですが、やはり、ブチャラティたちとは覚悟の強さが違ったようです。

クラッシュ

クラッシュは、スクアーロが操る魚型のスタンドです。

親衛隊の最初の刺客として、ティッツァーノと共にブチャラティチームを襲撃しました。

瞬間移動能力を持ちますが、魚型なので物品の運搬能力が低めです。日常生活での使い勝手が悪そうなのが、残念ポイントです。

能力

水分のある場所にのみ存在が可能な魚型のスタンドです。

スタンドの大きさは、空間の大きさに合わせてある程度調整可能です。

さらに近くにある水分に、瞬間移動することができます。この瞬間移動能力で敵を翻弄して、襲い掛かるのが常套手段です。

概要

ティッツァーノのトーキング・ヘッドと一緒にブチャラティチームを襲撃し、ナランチャを利用して隙を作り、ブチャラティたちを追い詰めました。

しかしながら、エアロ・スミスの高い戦闘力を前にして決め手を欠き、最後はジョルノのサポートを受けた、ナランチャの覚悟に敗れ去りました。

ノトーリアス・B・I・G

本体が死んでから発動するという、前代未聞のスタンドです。

死んだことが無ければ、その能力の真価を知れるはずもないのに、本体のカルネはミスタの銃撃を受けて、躊躇なく死んでいます。

ボスへの忠誠と、死ねば確実にブチャラティたちを始末できるという確信が無ければ、命なんて捨てられないと思います。

そういう意味では、カルネはブチャラティたちを上回る覚悟も持ち主だったのかもしれません…。

能力

動く物体を自動追尾して、対象よりも速いスピードで襲い掛かります。一番早い物体に襲いかかるため、ゆっくり動いて、ゆっくり攻撃すればダメージを与えることができます。

しかし、エンジンの燃焼エネルギーや電気など、様々なエネルギーを吸収して巨大化するため、ちょっとの破片からでも復活することが可能です。

概要

飛行機でサルディニア島に向かおうとしている、ブチャラティたちの前に現れました。

当初はあっさりと、ミスタによって射殺されてしまいましたが、飛行機の中でブチャラティたちに襲いかかり、ミスタ、ナランチャ、ジョルノをたちまち戦闘不能状態にしてしまいました。

しかし、スタンド能力に覚醒したトリッシュの働きにより、墜落する飛行機と共に、海に落下してしまいました。

事実上、消滅させることが困難なため、ブチャラティたちによって、そのまま海上に放置されています。

グリーン・デイ

ボスも嫌悪する残忍で猟奇的な男、チョコラータが操るスタンドです。

人の死に様を上から見下ろすのが快感という、下衆野郎です。

スタンド能力も広範囲にわたって無差別にカビで人を殺すという、どうしようもなく残虐なものです。

能力

今の自分の位置が下に下がると自動で生えるカビをまき散らす能力です。繁殖力と殺傷力は尋常ではなく、下がり続けるとあっという間に体が壊死してしまいます。

カビはスタンド能力の影響範囲とは関係無く、どんどん広がっていくため、ひとたびスタンド能力を発動させると、付近一帯は阿鼻叫喚の地獄絵図と化します。

概要

ブチャラティチームの始末のために駆り出された親衛隊の切り札です。

人を殺すことに快楽を覚える性格で、ボスからも嫌悪されています。

グリーン・デイの能力は、ひとたび使ってしまうと、大量殺戮に繋がります。しかし、それまで、イタリアではそのような大量殺戮が起きた形跡はありません。

恐らくチョコラータ自身も、これほど無差別にスタンド能力を使ったのは、初めてなのかもしれません。

ジョルノに追い詰められ、自分の体を切断して戦うなど、常軌を逸した戦いぶりでした。

しかし、最後はジョジョ史上に残る、7ページ渡る無駄無駄ラッシュを受けて、原形をとどめない姿になって、ゴミ箱にぶち込まれてしまいました。

オアシス

オアシスは、角砂糖が大好きなセッコのスタンドです。

地面を液体と物体の間のような状態に変え、その中を自在に泳ぐことができます。

どうでもいいのですが、血糖値の乱高下はうつ病などの精神疾患の原因になるらしいです。セッコの壊れた性格もそのせいかもしれませんね…。

能力

物体をドロドロの液体のような状態に変えてしまいます。

しかし、完全な液体ではなく、元の質感はそのままという奇妙な状態のようです。

セッコだけは、ドロドロの物体の中を泳いで移動することができます。

概要

チョコラータとは、ペットと主人のような関係性ですが、近接戦闘能力は非常に高く、スティッキィ・フィンガーズを圧倒しています。

最後は爆発したタイヤの衝撃で、鼓膜が破れ耳がキーンとなっている隙を付かれて、ゴミ収集車にぶち込まれてしまいました。

ボスとその他の構成員

ボスを含めたパッショーネのその他のメンバーです。

やっぱり、裏切り者ばかりです。

ボスはスタンド能力以外は、カリスマ性どころかリーダーシップも無い、ダメダメ人間ですね。

そもそも、精神的虐待が多重人格になる原因と言われているので、組織のリーダーになれるような健全なキャラクターの人間じゃなかったのかもですね…。

ブラック・サバス

ネアポリス(ナポリ)一帯を任されているパッショーネの幹部、ポルポのスタンドです。

本体のポルポは、あり得ないほどの肥満体です。自重で死んでしまわないという、スタンド能力の持ち主なのかもです…。

能力

遠距離自動操縦型のスタンドです。

ライターから出現するスタンドで、ポルポ以外が点火すると出現するようです。特殊能力は影の中を瞬間移動することです。そして、日光に照らされると消滅してしまいます。

動きの特徴は、ライターを再点火した者とそれを目撃した者を追跡し、矢をぶち込むというだけです。

概要

ポルポはパッショーネの幹部として、主に入団希望者のテストを行っていました。

ジョルノも入団試験を受験しましたが、掃除夫のおじいさんにライターを消されてしまい、そのおじいさんが再点火したことで、ブラックサバスが発動しました。

パワーとスピードでゴールド・エクスペリエンスを圧倒したものの、最後は広瀬康一のエコーズACT3の協力もあり、消滅してしまいました。

本体のポルポも試験のやり方が、無差別殺人同然だったことに怒りを覚えたジョルノに、殺害されてしまいました。

ソフト・マシーン

マリオ・ズッケェロが操る、物体をしぼませるスタンドです。何でもかんでもコンパクトにできる便利な能力ですね。

車でどこに行っても、駐車には困らないですし、引っ越しも楽々です。個人的には、とても欲しいスタンドです。

能力

人間を含めたあらゆる物体をしぼませて、ペラペラにすることができます。

しぼんだ人間は、意識不明になってしまいます。刃物で切ったり刺したりすれば、傷を負わせることができるため、一人ずつしぼませて、人質に取る戦術が常套戦術です。

概要

ズッケェロは、船の上にペラペラに、しぼませたもう一艘の船を被せる、という手の込んだ襲撃方法を実行しました。

ブチャラティ一人になるまで追い詰めるという、絶大な健闘ぶりでしたが、接近戦ではスティッキィ・フィンガーズに全く歯が立ちませんでした。

敗れた後は、スティッキィ・フィンガーズの能力で、胴体から首を分離されていましたが、なぜか意識はハッキリしていました。ブチャラティが自分の体をバラバラにした時は、血流が途絶えて失神寸前になってたのに…。

クラフト・ワーク

クラフト・ワークはサーレーのスタンドです。

物体を固定するだけでなく、固定した物体に運動エネルギーを蓄積させることができます。

でも、日常生活で使う場合は、逆にエネルギーを蓄積できることが欠点になりそうです。固定した物体に、うっかりエネルギーを蓄積してしまい、暴発させたら事故に繋がりそうです。

能力

触れた物を空中に固定することができます。銃撃を受けても、その銃弾を固定できるため、どんな強力な銃でもかすり傷程度で済みます。

固定した物体を叩くことで、運動エネルギーを蓄積させることができます。

固定している間は、無限にエネルギーを蓄積させることができるため、正確な方向でエネルギーを蓄積させることができれば、月まで飛ばす事だってできるかもしれません。

概要

ポルポの財宝を目当てに、ブチャラティチームを待ち伏せしました。

ミスタの銃撃をたくさん被弾していて、セックス・ピストルズ初登場の引き立て役になっただけの感じがするのは私だけでしょうか…。

最後は眉間にめり込んだ銃弾を、セックス・ピストルズに正確に狙われて、失神KOされてしまいました。

キング・クリムゾン

黄金の風のボスキャラ、ボスことディアボロのスタンドです。

未来を予知できるだけでも、凄いのに、さらに自分に都合の悪い事実を消し飛ばすことができちゃいます。ジョジョの奇妙な冒険でもトップクラスのチートスタンドです。

能力

近未来を予知するエピタフの能力と、未来に起きる出来事を消し飛ばしてしまうキング・クリムゾンの2つの能力があります。

ただし、キング・クリムゾンの能力は謎が多く、未来を予知しながらその中で行動しているような描写もあります。

正直なところ、どこまでのことができるスタンドなのか、分からないことだらけです。

概要

ディアボロは、自分の素性を知られることを極度に恐れ、自分の娘のトリッシュの殺害を企てました。そこで、幹部に昇格したブチャラティたちにトリッシュを、連れてくることを命じましたが、ブチャラティの命がけの反逆により、失敗しました。

二重人格の持ち主で、普段はもう一人のドッピオという少年でいることがほとんどです。スタンド能力は、エピタフの能力しか使えませんが、外見まで少年になってしまうため、この世からディアボロの存在を完全に消すことができます。

ブチャラティチームのメンバーを次々と殺害していきましたが、最後はゴールド・エクスペリエンス・レクイエムに敗れ去りました。

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その他

最後は、パッショーネのメンバー以外のスタンドです。

懐かしいキャラクターから、変わったキャラクターまで様々です。

エコーズ

ご存知、広瀬康一のスタンドです。黄金の風の再序盤でジョルノと一緒に戦いました。

“ダイヤモンドは砕けない”で初登場した時から、どんどん身長が縮んで、とうとう3頭身になってしまいました。

ジョルノに盗まれた荷物やお金は、結局どうなったのか、個人的にとっても気になります(^^;

能力

黄金の風では、ACT1とACT3を両方使っています。

ACT1は音を相手に貼り付け、ACT3は物体を重くすることができます。

概要

承太郎の依頼で、ジョルノの素性の調査兼、観光旅行でイタリアを訪れました。

しかし、ジョルノの入団テストに巻き込まれ、ブラック・サバスと共闘することになり、見事勝利しました。

その後、イタリア旅行は楽しめたんでしょうか…。

ミスター・プレジデント

ミスター・プレジデントは、スタンド使いのカメの能力です。背中にカギをはめ込むくぼみが付いています。

そのくぼみにはめ込むカギは、ボスの指示によって、ジョルノたちが命がけで取得しました。

そこまでして手に入れたのに、暗殺チームの襲撃を回避するためには、あまり役立っているとはいえない気がするのは、私だけでしょうか…?

ベイビィ・フェイスに襲撃された時は、ミスタープレジデントの部屋の中にいたにもかかわらず、トリッシュが拉致寸前にまでなってしまいました。

能力

電化製品やソファなどが設置されている小さな秘密の部屋があるカギを、カメの背中にはめ込むことで、スタンド能力が発現します。

カギに触れることで部屋に入ることができますが、スタンド能力を防ぐような能力は無いため、外の空間の影響をそのまま受けてしまいます。

カメをゲットして早々に、ザ・グレイトフル・デッドの老化能力に晒されてしまいました。

概要

あくまでもカメなので、本能のまま動くだけです。

ミスター・プレジデントの能力は、魂でも引き付ける力があるらしく、昇天するはずだったポルナレフの魂を部屋に引き入れてしまいました。

ちなみにカメもシルバー・チャリオッツ・レクイエムの影響を受けて、魂が入れ替わっていたはずですが、入れ替わった相手のはずのポルナレフの体は既に死んでいたはずです。

この時にカメの魂は、昇天してしまったのではないかと思うのですが、レクイエム能力が解けた後は、無事に元に戻っているようです。

シルバーチャリオッツ&シルバー・チャリオッツ・レクイエム

ジャン=ピエール・ポルナレフが元々持っているスタンドが、シルバーチャリオッツ、そして、そのレクイエム能力がシルバー・チャリオッツ・レクイエムです。

ディアボロとの最初の戦いで負った怪我のため、スタンドの戦闘能力も落ちてしまっています。

戦士としても再起不能となっており、レクイエム能力も使いこなすことができていませんでした。

ジョルノが体のパーツを作ってあげていたら、復活できていたかもしれないと考えると、とっても残念です。

能力

シルバーチャリオッツは、実は何の特殊能力も持っていない珍しいスタンドです。

しかし、ポルナレフ自身の長年の鍛錬により、速さと正確さを備えた高い戦闘能力を持ったスタンドになっています。

レクイエム能力の方は、あらゆる生物の魂を入れ替えてしまうという、大混乱を生むものです。

スタンド使いであれば、魂が入れ替わったとしても、元のスタンドをそのまま使うことができます。

でも、仮にポルナレフがシルバー・チャリオッツ・レクイエムを使いこなせていたとしても、キング・クリムゾンに勝てるほどの能力とは思えないです…。

概要

再びディアボロと出くわしてしまい、窮地に陥ったポルナレフは、シルバーチャリオッツで応戦しました。

しかし、とっておきの攻撃でもかすり傷を負わせるしかできなかったポルナレフは、矢を渡さないための緊急手段として、命を捨ててシルバー・チャリオッツ・レクイエムを発動させました。

確かに矢を奪われずには、済みましたが、逆に混乱を生んで、ディアボロに付け入るスキを与えてしまいました。

最後は幽霊になって、ミスター・プレジデントの部屋に住み着くことになってしまいました。

承太郎が知ったら、どう思うんでしょうか…。

ローリング・ストーンズ

彫刻家のスコリッピが操る、球状の石の姿をした遠隔自動操縦型のスタンドです。

死が間近に迫った人に、安らかな死をもたらします。

イタリア人のスタンドなのに、表面に”凶”という字が彫られています。

能力

死の運命が間近に迫った人のそばに現れます。その人がローリング・ストーンズに触れると安らかに死ぬことができます。

もし、運命に逆らって石を破壊してしまうと、苦難に満ちた死を迎える運命に変わってしまいます。どちらにしても、死の運命から逃れることはできません。

ちゃんと射程距離があるスタンドなので、スコリッピが住んでいるネアポリスの地域の人の下にしか現れません。

概要

娘を自殺に追い込んだ男を傷めつけて欲しいという、男性の依頼を受けたブチャラティのそばに、突然ローリング・ストーンズが現れました。

実は痛めつけるターゲットの男が、このスタンドの本体であることが分かった、ミスタの必死の働きにより、ローリング・ストーンズを砕くことに成功し、一時的にブチャラティは死を免れることができました。

スコリッピはそれにより、苦難に満ちた死を迎えることになったブチャラティたちの身を案じました。

しかし、自分が信じる正義のため、仲間のために殉じたブチャラティ達は、その方がよほど幸福だったのではないでしょうか?

深いテーマを感じさせる、エピローグだなぁと感じます。

まとめ

黄金の風は、他のシリーズとは独立したストーリーかと思いきや、矢のルーツやポルナレフの登場など、しっかりと本流と絡んだないようになっています。ジョジョのオールドファンとしては、とっても楽しめました。

個人的に欲しいなと思うスタンドは、ムーディー・ブルースです。

様々な歴史の謎を解き明かしたり、財宝を見つけてお金儲けしたいです!