第六部、ストーンオーシャンは空条承太郎の娘の空条徐倫が主人公のエピソードです。

恋人に騙され、濡れ衣を着せられて、刑務所に収監されてしまい、最初はメソメソしてばかりいました。しかし、スタンド能力に目覚めた途端、父親譲りのクールで”ヤル時はヤル”キャラに大変身しちゃいました。

スタンド能力は歴代主人公の中では、ちょっと弱い印象ですが、その分ラッシュパンチの爆発力は凄まじいものがあります。

個人的にはオラオラされるプッチを見てみたかったなぁ…。

というわけで、ストーンオーシャンのスタンドを紹介していきます。

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もくじ

ストーンオーシャンのスタンド一覧

ストーンオーシャンに登場したスタンドの、一覧表です。

【徐倫と仲間たち】

スタンド名 本体名
ストーン・フリー 空条徐倫
スター・プラチナ 空条承太郎
バーニング・ダウン・ザ・ハウス エンポリオ・アルニーニョ
キッス エルメェス・コステロ
フー・ファイターズ フー・ファイターズ
ウェザー・リポート ウェザー・リポート
ダイバー・ダウン ナルシソ・アナスイ

 

【プッチとその手先たち】

スタンド名 本体名
ホワイトスネイク エンリコ・プッチ
マンハッタン・トランスファー ジョンガリ・A
ハイウェイ・トゥ・ヘル サンダー・マックイイーン
マリリン・マンソン ミラション
ジャンピン・ジャック・フラッシュ ラング・ラングラー
リンプ・ビズキット スポーツ・マックス
プラネット・ウェイブス ヴィヴィアーノ・ウエストウッド
ドラゴンズ・ドリーム ケンゾー
サバイバー グッチョ
ヨーヨーマッ DアンG
ジェイル・ハウス・ロック ミュッチャー・ミューラー
ボヘミアン・ラプソディー ウンガロ
スカイ・ハイ リキエル
アンダー・ワールド ドナテロ・ヴェルサス
C-MOON エンリコ・プッチ
メイド・イン・ヘブン エンリコ・プッチ

 

【その他】

スタンド名 本体名
グー・グー・ドールズ グェス
グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム 緑色の赤ちゃん

それぞれのスタンドを順番に紹介していきます。

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徐倫と仲間たち

まず最初は徐倫と、その仲間から紹介していきます。

みんなそれぞれ、壮絶な人生を歩んでいる人ばかりです。

さらにアナスイなんて、途中で性別変わっちゃってます…。

ストーン・フリー

ストーンオーシャンの主人公で、スターダストクルセイダースの主人公承太郎の娘です。

よく考えたら、ジョジョの奇妙な冒険には、純粋な日本人の主人公っていないんですね。

徐倫も、アメリカ人とのハーフの承太郎と、アメリカ人の母親の娘なので、75%はアメリカ人の女性です。

能力

自分の体を紐状にすることができます。

この紐は音を伝えることができるため、糸電話のようにして使ったり、盗聴に使ったりできます。さらに、紐を束ねて強靭なロープにすることも可能です。

ただし、体を紐にできるのには限度があり、生命維持のために重要な器官まで紐にしてしまうと命の危険があります。

概要

奪われた承太郎のスタンドと記憶を取り戻し、「天国に行く方法を見つける」という、プッチの謎の野望を阻止するために戦いました。

性格は猪突猛進で、目的達成のためには直線的な手段しか選びません。

よく言えば、覚悟が据わっているんでしょうが、たびたび危険に陥ったり、勝利目前のウェザー・リポートの邪魔をしてしまったりしています。

それでも、仲間から慕われ、ピンチになっても助けてもらえるのは、天性の彼女の魅力なんでしょうか…。

スター・プラチナ

スターダストクルセイダースの主人公であり、徐倫の父親である空条承太郎のスタンドです。

スター・プラチナ・ザ・ワールドの時間停止能力は、過去最長の5秒間も止めていられるようになっています。

そんな無敵の能力の持ち主なのに、プッチにはやられっぱなしです。

ジョジョの奇妙な冒険では、強力過ぎるスタンド能力を持つキャラクターは、冷遇されがちです(^^;

能力

時間を5秒間止めることができます。

停止中は自分だけが自由に行動できる、無敵のスタンド能力です。

以前はたった0.5秒しか止められない時期が合ったことを考えると、ここに来てスタンド能力も最高潮に達しています。

概要

徐倫を助けるために、グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所を訪れますが、それはプッチが仕掛けたワナでした。

多数のナイフが迫る徐倫を守るために、ホワイトスネイクにディスクを抜き取られて、昏睡状態になってしまいました。

ちなみに徐倫を助けたければ、ナイフを弾くんじゃなくて、徐倫を殴り飛ばせば、一発のパンチで済むし、自分も守れたんじゃないかと思うのは私だけでしょうか…。

実際、それより前のシーンでは、ストーンフリーの顔面に渾身の左フックをぶちかましてますし、躊躇なくできたはずだと思うんですけどねぇ(^^;

バーニング・ダウン・ザ・ハウス

エンポリオ・アルニーニョが操る、物体の幽霊を作り出すスタンドです。彼自身もスタンドで刑務所内に作り出した、昔の家の部屋に住んでいます。

物体の幽霊は、本物通りの機能を持たないものの、本や絵画などは読んだり見たりできます。

遺跡などを元通りに再現すれば、考古学の分野で貢献できそうです。

能力

過去にその場所に存在した物体の、幽霊を作ることができます。

作り出した幽霊は、あくまでも幽霊なので、本物と同じ機能は持っていません。

家具であれば、実体があるため、座ったり寄りかかったりはできます。食べ物は味がするだけで、口からすり抜けていってしまいます。

拳銃であれば、同じ物体の幽霊にはダメージを与えられますが、生物はすり抜けてしまいます。

しかし、エンポリオ自身はパニックに陥ると、この辺りのルールは忘れてしまうようです。メイド・イン・ヘブンを発現させたプッチと対峙した時に、幽霊の拳銃を撃とうとしています。

ちなみにいつもパソコンを所持していますが、インターネットにもつながっていて、ちゃんとした機能をもっているため、これはどうも本物っぽいです。

概要

ストーンオーシャンの再序盤から登場し、情報提供や仲間を送り込むなど、徐倫を助け続けました。

この宇宙の最後の生き残りであり、最後は無敵のプッチを倒した凄い子供です。ずっと弱虫な男の子といった感じでしたが、最後は強く雄々しくプッチに立ち向かい独善的な理由で命乞いをするプッチを完全抹殺しました。

人間的に大きく成長した、ストーンオーシャンの影の主役です!

その後、どうなったのか気になります。

キッス

キッスはエルメェス・コステロのスタンドです。

徐倫と一緒に日に収監され、一緒にプッチと戦い続けました。

物体を2つに分けられる能力を持っていますが、分けた物体を元に戻す時に起きることを活かす使い方が中心です。

個人的には、なんかもったいない使い方だなぁと思ってしまいます…。

能力

貼り付けると、そっくりそのまま2つに複製することができるシールを出すことができます。

貼ったシールを剥がすと勢いよく1つに戻りますが、その時にその物体はダメージを受けて破損します。

というわけで、貼って剥がすを繰り返すと、その物体を完全破壊することが可能です。それが人間だったら、確実にKOすることができます。

概要

姉の敵討ちのために、スポーツマックスを追って、刑務所にやってきました。

よく考えると、敵討ちを果たした後のエルメェスは、徐倫と一緒にプッチと戦う理由なんて無いはずです。それなのに、一緒に脱獄までして、宇宙最後の日まで徐倫と戦い続けました。

2人はベストフレンドですね。

フー・ファイターズ

フー・ファイターズは意志を持ったプランクトンが本体のスタンドです。

略してF・Fと呼ばれ、普段はエートロという女囚の体を乗っ取って活動しています。

プランクトンの詰め物をして、仲間の怪我を治療することが可能なのですが、個人的には傷口にそんなもの詰められるなんて、ちょっと勘弁です(^^;

能力

水を使って自分の体を分裂させることができます。

意思は個体間で共有しているため、どれか一つでもプランクトンが生き残れば、復活可能です。

また、F・Fのプランクトンは怪我を治療することができます。傷にプランクトンの詰め物をすることで、怪我を治せます。

かなりの治癒力なのですが、プランクトンで傷が治る理由はよく分かりません。

概要

当初はプッチの手先として、ディスクを守っていました。

しかし、徐倫たちとの戦いに敗れたあとは、仲間に加わりました。

フー・ファイターズにとって、一番大切なものは想い出であり、想い出を与えてくれる徐倫やエルメェスのため、命がけでプッチと戦いました。

最後は承太郎の記憶ディスクを取り戻すために、アナスイに命を託して逝ってしまいました。

ウェザー・リポート

ウェザー・リポートは、本名ウェス・ブルーマリンが操るスタンドです。

天候を操るという無敵の能力ですが、本人も気付かない潜在能力が複数存在し、自分でも使いこなせていません。

特に記憶が戻った時の虹の能力は、敵味方無差別の破滅的な能力です。

能力

天気を操ることができます。

しかし、気温をコントロールすることはできないようで、雪を降らしたりはできないようです。また、雷を操るなんてこともできません。

また、ウェザー・リポートには、潜在的な能力がいくつか存在し、そのうちの一つの虹の能力は、記憶が戻った途端に発動し、虹に触れた者をカタツムリにしてしまいます。(実際にはなったように錯覚させるだけ)

さらに大気中の特定の分子だけ集める事も可能です。エンポリオはこの能力を利用して、酸素を集めることでプッチを殺害しました。

概要

プッチとは双子の兄弟です。

しかし、自分の恋人(妹)を殺したプッチを憎んでおり、プッチを殺害しようとしましたが、逆に記憶を奪われてしまいました。

記憶を取り戻した後に、再度プッチと戦い、あと一歩まで追い詰めましたが、車で突入してきた徐倫たちのせいで敗れてしまいました。

ダイバー・ダウン

ダイバー・ダウンはナルシソ・アナスイが操るスタンドです。

物体に潜り込み、その物体の形状を変化させることができます。

たくましい体格の男性ですが、なんと最初は女性だった特殊なキャラクターです。
ジョジョのキャラクター達のビフォーアフター!顔が変わり過ぎな人々…

能力

物体の中にパワーをため込んだり、スタンド自体を潜行させることができます。

ため込んだパワーを解放させると、それで攻撃したり、それにつかまったりできます。

まだ、潜り込んだ場合は、その物体を変化させることができます。物であれば形状を変えられますし、人であれば骨格を組み替えるなんてこともできます。

概要

徐倫救出に向かうフー・ファイターズに、徐倫との結婚を条件に協力しました。

徐倫を好きになったきっかけは、よく分かりませんが、唐突に協力を申し出て、そのまま最後まで命がけで戦いました。

承太郎に徐倫との結婚を願い出るも、相手にされませんでした。しかし、徐倫からは見事にプロポーズを承諾してもらいました。

よく考えると、この2人は初めて出会ってから1ヶ月程度しか経ってないはずなので、もの凄い電撃婚約ですね…。

プッチとその手先たち

プッチの手先として、あるいはその自覚が無く、徐倫たちと戦ったスタンド使い達です。

元からのスタンド使いもいれば、プッチにディスクを与えられたスタンド使いもいます。

ホワイトスネイク

DIOの親友である、エンリコ・プッチが操るスタンドです。

ストーンオーシャンのラスボスであり、この宇宙を消滅させ全く新しい宇宙を生み出してしまいました。

スタンドの矢を使って、無数の人をスタンド使いにして、ディスクを収集したと思われ、その過程で多くの人を殺していると思われます。

それにもかかわらず、自分がやっていることは人類のためと信じている、最も厄介な部類の極悪人です…。

能力

ターゲットを眠らせて、ドロドロに溶かしてしまうことで、記憶とスタンド能力をディスク化してしまうことができます。

ディスクは取り出すことができ、それを他人の頭に挿入すると、記憶を見たり、スタンド能力を身に付けることができます。

また、目立ちませんが、直接攻撃の殺傷力も高く、手刀で相手を切り裂くことができます。

接近戦でも、一撃で相手に致命傷を与えることができる、高い戦闘力を持つスタンドです。

概要

刑務所の教戒師をしながら、スタンドのディスクを収集していました。エンポリオの母親も、プッチのスタンド収集の犠牲者になったようです。

生前のDIOが語っていた天国に行く方法を実現するために、その方法を知っている承太郎を、娘の徐倫を使っておびき寄せ、記憶ディスクを奪い取りました。

天国に行く方法を見つけるという、目的達成のためには、手段を選びません。

クリスチャンの私としては、「素数を数えている暇があったら、聖書を読み直せ!」と言ってやりたいです。

マンハッタン・トランスファー

ジョンガリ・Aが操る、弾丸を中継するスタンドです。

そもそも高い狙撃能力を持ってないと使いこなすことができない、人を選ぶスタンドです。

ホワイトスネイクと共に承太郎と徐倫を襲撃しましたが、最後はストーン・フリーにオラオラされました。

能力

弾丸を反射して、軌道を変えるという、セックス・ピストルズの劣化版のようなスタンドです。

落ちてくる水滴を避けるという、超絶テクニックを見せつけましたが、これも本体のジョンガリ・Aの超感覚によるものです。

特に強力な特殊能力を、持たないスタンドです。

概要

DIOの敵討ちのために、承太郎と徐倫を単身で襲ったと見せかけて、ホワイトスネイクとの連携による攻撃でした。

視覚はないものの、それ以外の感覚が研ぎ澄まされており、それによって離れた場所にいる敵の場所を詳細に把握することができます。

スタンドよりも、ジョンガリ・Aの能力の方が凄いです。

ハイウェイ・トゥ・ヘル

目を離すと自殺しようとする男、サンダー・マックイイーンのスタンドです。

自分に同情してくれる人がいると、その人と無理心中したくなる性格の持ち主です。

それだけならいいんですが、スタンド能力が自分へのダメージと同等のダメージを相手に与えるという、前代未聞の自爆型スタンドです。

能力

自分に同情してくれた人をターゲットとして、スタンドを取りつかせます。

スタンドが取り付くと、本体が受けたダメージと同じダメージをターゲットに与えることができます。

射程距離も非常に長く、目を離すとすぐに自殺しようとするサンダー・マックイイーンの性格もあり、非常に厄介です。

概要

ホワイトスネイクにより与えられたスタンド能力を使い、エルメェスを追い詰めました。

エルメェスがちょっと目を離すと、すぐに自殺を図るメチャクチャな自殺願望の持ち主です。

しかし、その自殺方法がトイレの水ために頭を突っ込むなど、雑過ぎて笑ってしまうのは私だけでしょうか?

マリリン・マンソン

マリリン・マンソンは女囚のミラションが操るスタンドです。

賭けに勝つと、強制的に相手が大切にしている物品を奪い取ってしまいます。

相手が賭けに乗ってこないと成立しない能力なため、高度な駆け引きが必要になります。

能力

相手との賭けをし、勝った場合は賭け金か、それと同等の価値がある物を強制的に奪うことができます。

相手が心の中で負けを認めた時点で勝利となります。イカサマやルール違反をしても、”イカサマをしなければ勝てない”と自分で認めたことになり、敗北となります。

そのため、ダイヤモンドは砕けないに登場したオシリス神より強力です。

ただし、賭けに勝たなければ始まらないため、高度なギャンブルセンスが要求されます。

概要

徐倫からスタンドのディスクを奪い取るために、賭けを挑んできました。

大きな金額を賭けさせるために、最初は小さく負けるなど、なかなかの駆け引き上手さを見せました。

しかし、最後はストーンフリーにオラオラと、連続のデッドボールラッシュを受けて敗れ去りました。

ジャンピン・ジャック・フラッシュ

ジャンピン・ジャック・フラッシュは、刑務所の囚人のラング・ラングラーが操るスタンドです。

自分が飛ばした唾に触れた者の周囲を、無重力状態にしてしまう能力を持ちます。

能力以前に、不衛生極まりないことをしてくることに脅威を感じます(^^;

能力

唾液に触れた人間の周囲を、無重力状態にしてしまいます。

既に無重力状態になった人間が触れた物も、無重力状態になります。

しかし、本当に凄いのは、十メートル以上離れた相手に、飛ばした唾を命中させることができることです。唾を遠くに飛ばすだけでも、強靭な腹筋力が必要そうですし、さらにそれを命中させることができる器用さも兼ね備えています。

ラング・ラングラー自身の容姿も変態っぽいですし、マジで気持ち悪い特技です(>_<)

概要

承太郎のスタンドディスクを奪い返すために、プッチの手先として送り込まれました。

無重力状態にした人間の周囲が真空になるのを利用して、相手を抹殺するのが得意戦法です。

徐倫とウェザーのコンビを追い詰めましたが、最後はストーンフリーにオラオラされてリタイアとなりました。

リンプ・ビズキット

エルメェスの仇、スポーツ・マックスのスタンドです。

死体を目に見えないゾンビにすることができます。

なんと自分自身もゾンビにできちゃういます。

能力

あらゆる生物の死体を、目に見えないゾンビにすることができます。

死体は白骨化していても、断片しか残ってなくても大丈夫です。動物のはく製でもゾンビができます。

DIOの骨に能力を使った時は、DIOのゾンビは誕生せず、骨自体が意志を持って飛んでいってしまいました。

概要

姉を殺害されたエルメェスにより、下水管に閉じ込められて溺死させられてしまいました。

しかし、リンプ・ビズキットの能力で復活し、エルメェスを追い詰めましたが、キッスのシールの”連続貼り剥がし攻撃”の前に敗れ去りました。

よく考えたら、エルメェスに2回殺された気の毒なやつです…。

プラネット・ウェイブス

グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の看守、ヴィヴィアーノ・ウエストウッドのスタンドです。

知らない間にプッチにディスクを挿入されたらしく、自分がスタンド使いだという自覚がありません。

看守という職業柄、格闘技の訓練を受けているようです。そんな相手と接近戦で互角以上に戦う徐倫は、一体どこで戦い方を覚えたんでしょうかね…。

能力

宇宙から隕石を呼び寄せることができます。

隕石は超高速・超高温なので、殺傷力抜群です!

しかも、狙いは正確で、しかも、自分自身には絶対に当たらず、被弾直前で消滅してしまいます。

概要

徐倫の始末のために、送りこまれた4人のスタンド使いのうちの一人です。

サバイバーに怒りの感情を増幅させられ、仲間の看守と殺し合い、かなりの重傷を負わされましたが、辛くも勝利しました。

そして、次に徐倫と戦った時には、当初はまた食相手にならないかと思いきや、無意識のうちにスタンド能力を使い、あと一歩の所まで追い詰めました。

しかし、最後は、不屈の闘志で戦う徐倫の前に敗れ去りました。

ドラゴンズ・ドリーム

ケンゾーが操る、風水の吉の方向を教えてくれるスタンドです。

ドラゴンズ・ドリームのスタンドはよく喋り、風水は万人のものという考えの下、相手にも自分の能力のことを正直に話してしまいます。

スタンド自体はあらゆる攻撃が通じない不死身のボディになっています。

能力

戦闘で絶対的な優位になる、方角を教えてくれます。

方角を知った後は、ドラゴンズ・ドリームに触れることで、有利不利が確定し、逃れることが不能な危害が、不利な側を襲います。

ただし、ドラゴンズ・ドリームは相手にも教えてしまうため、攻撃が確定するまでは、方角を巡るバトルになります。

概要

カルト宗教の教祖として、大量殺人を犯した罪で収監されていましたが、ドラゴンズ・ドリームの能力により暗殺風水を極めたことで、再び教祖になることを目指し、徐倫たちを襲いました。

アナスイいわく、毎日自分の小便を飲むアホじじいです。

最後はダイバー・ダウンに下半身の骨をバネのように組み替えられてしまい、再起不能となりました。

サバイバー

サバイバーは、グッチョがプッチから与えられたスタンドです。元々はDIOの配下のスタンドだったのを、プッチがディスクにして譲り受けました。

能力は、人の怒りの感情を増幅させ殺し合わせるというものです。

プッチは、サバイバーを使って、敵味方関係無いバトルロイヤル状態にしてしまいました。

でも、そんなことしなくても女子監で能力を使って、徐倫、エルメェス、F・Fと同士討ちさせれば良かったんじゃないでしょうか…。

能力

濡れた地面を伝わる微弱な電気信号によって、人間の怒りの感情を増幅させることができます。

この怒りの感情は抑えることが不可能で、信頼している仲間同士でさえ殺し合わせてしまいます。

また、サバイバーの能力で怒っている人間は、他人の肉体のストロングポイントとウィークポイントを見抜くことができるようになります。

概要

徐倫抹殺のために懲罰房に送り込まれました。

懲罰房内の囚人を怒らせ殺し合わせることに成功しましたが、自分は独房に隠れていました。

徐倫たちはグッチョがスタンド使いと気付いていませんでした。それにもかかわらず、アナスイのダイバー・ダウンに骨格をいじられて再起不能となり、最後はプッチにCDプレイヤーにされるなど、散々な目に遭ってます…。

ヨーヨーマッ

ヨーヨーマッはD・アン・Gが操る、遠距離自動操縦型スタンドです。

本体のD・アン・Gもあっさり殺され、スタンド自体もいたぶられると喜ぶド変態です。

しかし、よく考えると、プッチがグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームを入手するための時間稼ぎと、徐倫チームの分断に成功しているスゴいスタンドです。

能力

人体を溶かす唾液が武器です。

どんなにダメージを与えても、元通りになってしまう不死身のボディを活かして、ターゲットに付きまとい、隙を見て唾液で攻撃してきます。

1対1になるまでは、積極的に攻撃してきませんが、どうせ不死身のボディなんだし、2対1でも関係無く、ツバを飛ばしまくれば良いんじゃないかと思ってしまいます。

概要

懲罰房内で誕生した、グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームを強奪しつつ、徐倫とアナスイを攻撃しました。

召使のような従順さを装いながら、2人に見られていない隙をついて、唾液攻撃をしかけてきました。

最後はF・Fにより、本体のD・アン・Gが殺されたことにより、消滅しました。

ジェイル・ハウス・ロック

刑務所の看守、ミュッチャー・ミューラー(ミューミュー)のスタンドです。

ジェイル・ハウス・ロックに触れた相手は、その後の記憶が、3つしか保てなくなってしまいます。

人混みを歩くとぶつかりまくるし、自動車の通り道は事故の危険があるため、日常生活が破綻する恐ろしい能力です。

能力

スタンドに触れた相手は、それ以降3つまでしか記憶できなくなります。

何か対象物を認識した途端に、それが記憶対象になってしまうため、あっという間に3つの制限に到達してしまいます。

記憶に3つしか残らないため、メモしたとしても、認識できるのは3つだけなので、ほとんど無意味です。

概要

脱獄を決意した徐倫の前に現れ、徐倫の記憶能力を奪いました。

たまたま近くにいたエンポリオまで、記憶能力を奪われてしまいました。

3つしか覚えられないと、敵を敵と認識することすら困難なため、徐倫たちは苦戦を強いられました。

最後はエンポリオの協力のおかげで、ミューミューが敵と分かった徐倫にオラオラされてしまいました。

ボヘミアン・ラプソディー

DIOの息子のウンガロのスタンドです。

マンガや絵画、ポスターなど、二次元キャラクターを具現化することができるスタンドです。

ウンガロは絶望したことで、再起不能になってしまうほどのガラスのハートです…。

能力

絵に描かれたキャラクターを、実体化させることができます。

実体化したキャラクターたちは、物語と同じように行動するため、悪のキャラクターが実体化すると、それだけで危険です。

さらにその物語が好きだと取り込まれて、自分がその物語のキャラクターになってしまいます。

そのキャラクターが辿る運命と必ず同じになってしまうため、全人類を滅ぼしかねないスタンドです。

概要

プッチのため、自分のため、能力を使いました。

世界中を大混乱に陥れましたが、ウェザーがゴッホに描かせた、キャラクターを吸い込むヒーローによって、実体化したキャラクターたちが消滅させられてしまいました。

自分のスタンド能力を無力化されてしまい、希望を失ったウンガロは逃亡のための飛行機の中で失神し、再起不能になってしまいました。

スカイ・ハイ

スカイ・ハイは、DIOの息子のリキエルのスタンドです。

謎の生物、ロッズを操って戦う能力を持っています。

しかし、ロッズが生息している地域じゃないと、役に立たないスタンドのようです。

能力

生物の体温を吸収してエネルギー源とする、ロッズという生物を操る能力を持ちます。

体温を奪われた部分は、ダメージを受け機能を失います。

脳幹のような生命維持に重要な器官の体温を奪えば、致命的なダメージを与えることができます。

概要

ロッズを操り、徐倫たちを攻撃しました。

徐倫たちは、目に見えない謎の生物の謎の攻撃に苦戦しましたが、最後は全身に火を着けるという、覚悟を通り超えたアタオカな徐倫の戦術の前に敗れ去りました。

アンダー・ワールド

アンダー・ワールドは同じくDIOの息子のヴェルサスのスタンドです。

地面の記憶を、掘り出すことができます。その土地で起きた出来事を、詳細に具現化できる非常に便利な能力です。

病院でプッチと食事をしている時は、穏やかで理性的な印象でしたが、徐倫たちと戦うことによって下衆に変わっていきます。

その豹変ぶりが、実にジョジョらしいキャラクターです。

能力

自分がいる地域で過去に起きた出来事を、建物や物品、人物までも精密に実体化して再現できます。

実体化した人物は記憶やキャラクターも元の人物と一緒で、忠実に出来事を再現します。

再現された場面にいる人間は、その出来事と同じ運命を辿ることになります。

概要

プッチが満月の日を待つために、アンダー・ワールドの空間を作り出しましたが、上から目線のプッチに嫌気がさし、命令に背いて徐倫たちと戦いました。

挙句の果てにプッチを裏切って、天国に行く方法を入手を企てました。

しかし、最後はプッチ逃亡の身代わりにされ、ついでに処されてしまいました…。

DIOの息子たち3人の中でも際立った下衆キャラです(^^;

C-MOON

プッチがグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームと同化したことにより、誕生したスタンドです。

C-MOONは本体のプッチから離れていく方向に、重力の向きを変えることができます。

能力を使った途端に、周囲を破壊と混乱の空間にしてしまう、メチャクチャなスタンドです。

独善的なプッチらしいスタンド能力です…。

能力

本体から離れていく方向に重力の向きを変えてしまいます。

影響範囲は半径3kmほどですが、その空間に存在する建物や樹木など、あらゆる物を破壊してしまいます。

また、スタンドで直接触れることで、触れた部分を裏返すことができます。対象が生物であれば、甚大なダメージを与えることができます。

まさに破壊と殺戮のためのスタンドです。

概要

C-MOONはホワイトスネイクにグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームが、融合して誕生したスタンドです。

生まれたばかり経験が乏しく、ストーン・フリーとの戦いでは苦戦しています。

承太郎やエルメェスなども集合して、絶体絶命に陥ったと思われた直後、重力のバランスが整う空間に行くことで、メイド・イン・ヘブンへ進化しました。

メイド・イン・ヘブン

メイド・イン・ヘブンは、エンリコ・プッチのスタンドの最終形態です。

DIOが見つけた天国に行くためのスタンドです。この場合の”天国に行く”とは、時間を加速させて、宇宙を一巡させ、全人類が未来を知っている状態にするというものでした。

しかし、その実は既に決定した運命から逃れられなくする、という全人類から未来の希望を奪うものでした。

「これから起こる良いことも悪いことも、覚悟して受け入れることで幸せになれる!」なんて、プッチらしい身勝手な考えです。

能力

宇宙の時間の流れを無限大に加速します。

ただし、プッチ以外の生物はこの時間の加速から取り残されてしまうため、最終的には、“永遠に時間を止められるザ・ワールド状態”になります。

無限大に時間の流れが速くなることで、宇宙だけが一巡して生まれ変わり、あらゆる生物はそのまま生きながらえて、新しい宇宙にたどり着くという状態になります。

概要

メイド・イン・ヘブンを発現させたプッチは、徐倫たちだけを抹殺し、残りの人類を新しく生まれ変わった宇宙に連れていこうとしました。

圧倒的な時間の流れの速さの差から、プッチの動きを捉えることができない徐倫たちは敗北し、エンポリオだけが新しい宇宙に辿り着きました。

エンポリオをも抹殺しようとするプッチでしたが、徐倫から託されたウェザー・リポートの能力を使ったエンポリオの前に敗れ死亡しました。

プッチ死亡後は、再び宇宙が生まれ変わり、元の宇宙とは少し違うパラレルワールドが誕生しました。

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その他

徐倫の仲間でもなく、プッチの味方でもないスタンドです。

と言っても、どちらも一度は徐倫と敵対したスタンドですね。

グー・グー・ドールズ

グー・グー・ドールズは、徐倫と同じ監房のグェスのスタンドです。

元々、徐倫の所有物だった矢によって、スタンドを発現させました。

矢の返還を求める徐倫と敵対しましたが、よく考えるとグェスはエルメェスからお金を払って購入しています。徐倫がやったことは、自分から捨てておいて、他人が所持していることに気付いたら、今度はフルボッコにして矢を奪い取るという、鬼畜の所業です…。

能力

触れた相手の身体を小さくするという、リトル・フィートに似た能力です。

相手との距離が近ければ、比較的早く体を小さくしてしまうことができます。一方で、距離が離れると、能力の効果が弱まり、再び元の大きさに戻ってしまいます。

グェス自身もグー・グー・ドールズを使い慣れておらず、自分の能力の特徴を分からずに使っているようです。

概要

グェスは、徐倫をペット化しようとして、小さくした上にネズミの皮を着せるという、マジ気持ち悪いことをする女性です。

スタンドもそんなグェスの性格を反映しており、小さくした相手が逃げようとすると執拗に追跡して殺害しようとします。

最後はストーン・フリーの記念すべき、最初のオラオララッシュを受けて、敗れ去りました。

グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム

グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホームは、DIOの骨と犯罪者たちの死体から生まれた、緑色の赤ちゃんのスタンドです。

近付く物を全て小さくするだけの能力ですが、近づけば近付くほど小さくされてしまうため、事実上赤ちゃんに辿り着くことは不可能です。

星形のアザがあるため、一応ジョースターの血を引いているようです。

能力

近付く者の体を、赤ちゃんとの距離を縮めた比率と同じ比率の分、小さくしてしまいます。

またスタンド自体に触れられると一気に体が小さくなってしまいます。

小さくする対象物は選べるため、小さくした相手を空き瓶に閉じ込めたり、下敷きにしたりできます。

概要

徐倫たちの前に現れ、ただ徘徊していましたが、赤ちゃん確保を目指す、徐倫とアナスイを体を小さくし続けました。

絶体絶命化と思われた時に、赤ちゃんが徐倫の肩のアザに気付き、スタンドを解除しました。

キーワードを語り掛けると反応して、その人のスタンドと同化して、メイド・イン・ヘブンに繋がるスタンド能力を与えます。

まとめ

ストーンオーシャンはメイド・イン・ヘブンの圧倒的な強さの前に、主人公が敗北するという衝撃の結末でした。

DIOとジョースターの長年の因縁は、宇宙消滅というとんでもない形で決着したわけです。元々はただの相続争いから始まったことを考えると、人類はとんだ迷惑ですね…。

私たちも見知らぬ人の子供を、無条件で養子にしないように注意した方がいいですね(^^;