第四部、ダイヤモンドは砕けないは、ジョセフの息子の東方仗助が主人公のエピソードです。

仙台市をモデルにした、S市杜王町を舞台にした日常に潜む、スタンドの脅威を描いた作品です。

実際に仙台市に住んでいる私にとって、物語に登場する場所や町並みは、どこか見たことがある感じがするものばかりです。

今回はそんな「ダイヤモンドは砕けない」に登場したスタンドの一覧を紹介します。

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もくじ

ダイヤモンドは砕けないのスタンド一覧

まずはダイヤモンドは砕けないに登場した、スタンドの一覧表からです。

【仗助と仲間たち】

スタンド名 本体名
クレイジーダイヤモンド 東方仗助
スタープラチナ・ザ・ワールド 空条承太郎
ザ・ハンド 虹村億泰
エコーズ 広瀬康一
ハーミット・パープル ジョセフ・ジョースター
ヘブンズ・ドアー 岸辺露伴
アース・ウインド・アンド・ファイヤー 支倉未起隆
ハイウェイ・スター 噴上裕也

 

【虹村形兆が生み出したスタンド使い】

スタンド名 本体名
アクア・ネックレス 片桐安十郎
バッド・カンパニー 虹村形兆
ザ・ロック 小林玉美
サーフィス 間田敏和
ラブ・デラックス 山岸由花子
レッド・ホット・チリ・ペッパー 音石明
ラット 虫喰いじゃないネズミ、虫喰い
ハーヴェスト 矢安宮重清

 

【吉良吉廣が生み出したスタンド使い】

スタンド名 本体名
キラークイーン 吉良吉影
アトム・ハート・ファーザー 吉良吉廣
ボーイ・Ⅱ・マン 大柳賢
ストレイ・キャット 猫草
エニグマ 宮本輝之助
チープ・トリック 乙雅三

 

【その他のスタンド使い】

スタンド名 本体名
パール・ジャム トニオ・トラサルディ
アクトン・ベイビー 静・ジョースター
シンデレラ 辻彩
スーパー・フライ 鋼田一豊大

それぞれのスタンドを順番に紹介していきますね。

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仗助と仲間たち

まずは主人公の仗助とその仲間たちのスタンドです。

最初は敵として登場しながらも、後に仲間になって、共闘したキャラクター達は、ここに含めています。

クレイジー・ダイヤモンド

ダイヤモンドは砕けないの主人公のスタンドです。

髪型をバカにされると、キレるという仗助の性格も合わさり、高い戦闘力を発揮しました。

能力

怪我をした人や、破損した物品などを、元通りに直すという夢のような能力です。

形状を元通りにするだけでなく、加工品を材料レベルにまで戻すなんて芸当もできてしまいます。

概要

スタープラチナに匹敵するパワーを持ちながら、瞬時に直す能力も持っているため、大活躍しました。(主人公なんだから当然ですね…)

特に直す能力は、非常に汎用性が高く、敵を追跡したり、移動に使ったりもしました。

ただし、形状を元通りにするだけなので、既に絶命してしまい、魂が天に召されてしまった人を蘇生させることはできません。瞬時に直せるといっても、致命傷を受けた人間は、直ちに治さないと手遅れになってしまいます。

スター・プラチナ・ザ・ワールド

スターダストクルセイダースから、引き続き登場の空条承太郎のスタンドです。

時間を止めるという無敵の能力です。ところが、ダイヤモンドは砕けないでは、その力を使いこなせてないような気がしないでもないです…。

能力

特殊能力は時間を止めるという、お馴染みのものですが、止められる時間は時期によって0.5秒から5秒とかなり幅があります。

ちなみに、ダイヤモンドは砕けないのエピソード中の停止時間は、最初だけ0.5秒で、あとは2秒となっています。

概要

時間を止めるという、無敵の能力です。しかし、ダイヤモンドは砕けないの物語の中では、ネズミには動きを先読みされて被弾したりして、あまり活躍できていません。

作者の荒木先生は、主人公側のキャラクターに、あまりに強すぎる能力を持たせてしまうと、扱いに困ってしまうそうです。

そういった理由から、ダイヤモンドは砕けないのマジシャンズレッドや、黄金の風のハープル・ヘイズは、エピソード中に途中退場させてしまったんだとか…。

時間を止められるようになった後のスタープラチナが、しょっぱい活躍しかしてない理由には、このような事情があるのかもしれませんね…。

ザ・ハンド

当初は敵として現れたものの、後に仗助の親友となった虹村億泰のスタンドです。

右手の掌打が命中すれば、致命傷を与えられる、強力なスタンドです。

しかし、億泰本人の頭の回転が悪いため、イマイチ活躍できてないスタンドです。

能力

右手が通過した空間を、消してしまうことができます。

そして、消えた空間を補うように、周りの空気や物体も移動してしまいます。

そのため、応用的に付近の物体や、自分自身を移動させることにも使えます。

概要

最後の最後に絶体絶命の仗助を救ったこと以外、特に目立った活躍はしてない印象です。

でも、常に仗助と一緒に行動して、仗助と一緒に敵と戦っています。仗助の足を引っ張ることもありますが、どこか憎めないキャラクターです。

きっと荒木先生お気に入りのキャラクターなのかもしれませんね。

エコーズ

広瀬康一が操るスタンドです。

Act.1からAct.3まで次々と成長していったスタンドです。

ダイヤモンドは砕けないの中でも、頻繁に登場して活躍していますし、黄金の風の序盤にも登場しています。

個人的には康一君が主人公のスピンオフ作品を読んでみたいです!

能力

Act.1~Act.3のそれぞれの能力は、次の通りです。

  1. Act.1
    音が鳴る文字を貼り付ける
  2. Act.2
    貼り付けた文字の事象を発生させる
  3. Act.3
    物体を重くする

スタンド名からして、全部音に関係ある能力と思いきや、Act.3だけはなぜか物体を重くする能力です。

概要

承太郎からは高い評価を受けているものの、実際の先頭で勝利したのは、ザ・ロックの小林玉美とラブデラックスの山岸由花子だけです。

次々と成長していきましたが、Act.3になった後も、Act.2を使ったりしているので、自由に使い分けができるようです。

ハーミット・パープル

第2部、戦闘潮流の主人公、ジョセフ・ジョースターのスタンドです。

スタンド能力は健在ですが、本体のジョセフはかなり衰えてしまっています。

“戦いの年季”もどこへ行ったのやら…。

能力

能力自体は相変わらず、ポラロイドカメラを使った念写です。

戦闘力はメチャクチャ乏しいスタンドですが、情報が命の現代社会では、最も有益なスタンドの一つです!

概要

ダイヤモンドは砕けないでのジョセフは、音石明の所在を突き止めるために、杜王町にやってきました。

しかし、音石明は、それを阻止するために、自分から杜王港に現れ、仗助たちに敗れ去ってしまったため結局、活躍できずじまいでした。

その代わり、透明になる能力を持つ赤ちゃん(アクトン・ベイビーの静・ジョースター)を養女にして帰国しました…。

ヘブンズ・ドアー

マンガ家の岸辺露伴のスタンドです。

岸辺露伴は、後にスピンオフ作品まで作られたキャラクターです。

2020年の年末には、NHKで高橋一生さんが露伴役で、ドラマまで作られました。

能力

自分が描いた漫画の原稿を読ませることで、相手の体を本のようにしてしまいます。

本になった人間はページをめくって読むことができます。そこにはそれまでの人生経験や秘密、深層心理に関することまで書いてあります。

また、そのページに指示を書き込むことで、相手を意のままに操ることができます。

概要

基本的に良いマンガを描くことにしか興味が無く、そのためにメリットがあることしかしません。

マンガのネタになることなら、人に迷惑をかけることも厭いません。

最終的には、吉良吉影を追い詰めるために、仗助たちと共闘しましたが、それもマンガにリアリティを持たせるためという動機によるものでした。

仗助とは徹底的に相性が悪いです(^^;

アース・ウインド・アンド・ファイヤー

自称”宇宙人”、支倉未起隆のスタンド(?)です。

結局、最後まで正体不明のキャラクターでした。しかし、スーパー・フライとの戦いでは、仗助たちのために自分を犠牲にしようとしたりしました。

個人的には「岸辺露伴は動かない」に登場させても面白いキャラクターではないかと思っています(^^;

能力

自分の体を人や動物、物体などに変身させることができます。複雑な機構を持つ物の場合は、その機能を再現することはできませんが、未起隆自身のパワーはそのまま発揮できます。

そのため、靴になれば2倍のスピードで移動できたり、壁を歩いたりもできます。

しかしながら、未起隆が地球の文化に疎いため、微妙に役に立たなかったり、トラブルを生んだりすることが多いようです…。

概要

ある日、田んぼの真ん中で倒れている所を仗助と億泰に発見されました。

自身の変身能力を披露した後に、仗助と露伴のチンチロリン対決のサイコロに変身させられる形で、イカサマに加担しました。

ただし、サイコロを振られる際に、目が回して嘔吐したり、緊急車両のサイレン音で全身に蕁麻疹を出したりと、三半規管が非常に脆弱なキャラクターです。

ハイウェイ・スター

噴上裕也のスタンドです。

人の生気を吸って、自分の体を元気にするという、ファントムブラッドや戦闘潮流に登場した吸血鬼を彷彿とさせる能力です。

でも、本人は怪我を治して、早く退院し、好きなことして暮らしたい程度の軽い気持ちで、スタンドを使っているようです。

能力

トンネルなどの壁に部屋を作りだし、そこに誘い込みます。そして、部屋に入った人間の臭いを覚えると、どこまでの追跡し捕獲して生気を吸い取ります。

部屋に誘い込まなくても、その人間の所有物などを嗅ぐことで、臭いを覚えることもできます。

概要

交通事故で重傷を負い、入院中の時に、吉良吉廣によってスタンド使いにされました。

元気になって早く退院したいという願望が、ハイウェイ・スターの能力になっているようです。

エニグマとの戦闘時には、因縁がありながらも、仗助たちを助け勝利に貢献しています。

活躍はこの1回だけですが、とても漢気があるキャラクターです。

虹村形兆が生み出したスタンド使い

次は物語序盤に登場する、虹村形兆が生み出したスタンド使い達です。

「ダイヤモンドは砕けない」に登場するスタンド使いのほとんどは、スタンドの矢によって能力が発現しています。

ここで紹介するスタンド使い達は、虹村形兆が所持していた矢に貫かれ、さらに純粋に敵として登場したキャラクターです。

アクア・ネックレス

仗助の前に最初に登場した、片桐安十郎(アンジェロ)があやつる敵スタンド使いです。

スターダストクルセイダースに登場したンドゥールのゲブ神に似た、水の形態のスタンドです。

能力

ボディが水の形態のスタンドです。ゲブ神と違い、湯気のような微細な水滴の形態にもなれます。

また、他の物体に擬態することもできるなど、とても汎用的です。仗助の祖父は、アクア・ネックレスがウイスキーのラベルに擬態したボトルの水を飲むことで、アンジェロに殺害されてしまいました。

概要

調子に乗っている人間を、無差別に殺害したくなる殺人鬼です。

仗助の最初の敵として現れ、承太郎と仗助を追い詰めました。しかし、最後は髪型をバカにされてブチ切れた仗助に、岩と完全同化させられるという、壮絶な最期を遂げました。

バッド・カンパニー

虹村形兆の操るスタンドです。群体型スタンド第一号です。

歩兵から戦車、攻撃ヘリまで揃った、ミニチュアの軍隊のスタンドです。

能力

歩兵ならライフルや地雷、戦車なら戦車砲など、軍隊の装備をそのまま持っています。

ミニチュアと言えども、殺傷力は抜群で、歩兵部隊の一斉掃射を受ければ、致命傷になります。また、歩兵が数名倒されても、本体には大したダメージになりません。

概要

圧倒的な戦力を持っているため、真正面から戦って勝てるスタンドはほとんどいないでしょう。

仗助もその戦力の前に、圧倒されてしまいましたが、アパッチ攻撃ヘリの炸裂したロケット弾を、直して跳ね返すという奇策でなんとか勝利を上げました。

ザ・ロック

強面のチンピラ、小林玉美のスタンドです。広瀬康一のエコーズに敗れた後は、彼の子分となりました。

子分になった後は、なぜか4頭身くらいの可愛い外見になり果てています(^^;

能力

相手の心に錠前をかけるという能力です。この錠前には相手の罪悪感に比例して、重くなりさらに罪悪感を増大させる力があります。

罪悪感が極限にまで大きくなると、自殺願望が芽生えたり、言いなりになってしまったりします。

しかし、信頼を取り戻すと、錠前は綺麗さっぱりなくなってしまいます。そう考えると、さほど強力ではないスタンド能力です。

概要

広瀬康一をはめて、強請(ゆす)ろうとしましたが、通りかかった仗助たちに見破られ失敗しました。

しかし、今度は家族をターゲットにしましたが、エコーズAct1の能力により失敗し、その後は子分か弟分のようになりました。

その後は間田に殴打されて失神したり、取り立て屋として、露伴と仗助のチンチロリン対決に現れたりしています。

サーフィス

間田敏和が操るスタンドです。

初登場時は写真に写っている姿は、長身で陰湿そうな表情ですが、岸辺露伴の家に行くエピソードの時には、4頭身の姿になってしまっています。

能力

人形とスタンドが同化しており、凡人にも姿が見えます。

能力は人形に触れた相手と同じ姿に変身し、しかも、その相手の動きを支配することです。

4頭身になって表れた間田がスタンド能力を使うことが無かったことから、仗助に人形を破壊されることで、能力も使えなくなったようです。

概要

当初は承太郎殺害を試みるなど、陰湿で残忍な性格でした。

しかし、再登場時は露伴に”つまらない”と言われて泣いて落ち込むなど、性格までガラリと変わってしまったようです。

ラブ・デラックス

山岸由花子の髪の毛を操るスタンドです。

広瀬康一に恋い焦がれる、敵なんだか味方なんだか分からないキャラクターです。

能力

自身の髪の毛と同化したスタンドを操り、物体を掴んだり、締め上げたりと自在に操る能力です。

そのパワーは凄まじく、家くらいは破壊してしまう程です。

概要

愛する広瀬康一を海辺の邸宅に監禁し、猟奇的なまでのスパルタ教育を行いましたが、エコーズAct2の前に敗れ去りました。

その後、シンデレラのスタンドの助けもあり、両想いに発展しました。

二人のその後はどうなったんでしょうか…。個人的には、康一君のスピンオフ作品が作られ、二人のその後が描かれて欲しいなぁなんて思っています。

レッド・ホット・チリ・ペッパー

音石明が操る、電気のスタンドです。

本体の精神力だけでなく、電気そのものもエネルギー源にできるため、圧倒的な戦闘力を発揮しました。

能力

人型のスタンドで、特殊な能力は持っていませんが、電気をエネルギー源とし、電気と同じような特性を持っています。

そのため、圧倒的なパワーとスピードで行動可能です。

実際の先頭でも、クレイジー・ダイヤモンドを圧倒しました。

概要

音石明自身は音楽で成功し、好き勝手に生きたいという単純で自己中心的な動機の持ち主です。

その邪魔をする人間は、殺害することも辞さない性格で、実際に虹村形兆を殺害しました。

ジョセフ・ジョースターの殺害も企てましたが、最後は海に転落してしまい、電気のボディが海中に拡散して再起不能となってしまいました。

ラット

音石明が気まぐれに矢で射抜いた、2匹のネズミに発現したスタンドです。耳の一部が欠けている虫喰いと虫喰いじゃない、個体がいます。

別々の個体なのに、全く同じ能力のスタンドが発現しています。もしかするとネズミの場合は、どの個体でもこのスタンドが発現するのかもしれません…。

能力

吹き矢のようなものを発射する砲台のような外見のスタンドです。狙いは非常に正確で、射程距離も長いです。

命中するとその場所を中心に、体がドロドロに溶けてしまいます。

命中したのがスタンドでも、溶けてしまいます。

概要

ネズミたちは、杜王町の田園地域に生息し、獲物をドロドロにすると、それを一ヵ所にまとめて食料としていました。

“生きるために食べる”という本能に基づいて、他のネズミや人間などを攻撃していたため、駆除するしかないと判断した承太郎と仗助により、退治されました。

ちなみに、個人的にネズミや老夫婦が、ドロドロにされて固められている姿が気持ち悪く、ジョジョの中でも最も背筋が凍り付くシーンです。初めて読んでからしばらくは自分が溶かされる悪夢をみたりして、非常に苦手なエピソードです…。

ハーヴェスト

“しげちー”こと、矢安宮重清の操るスタンドです。素直さと強欲さを併せ持つクセのある性格です。

登場してすぐ、吉良吉影によって爆死させられてしまいました。

能力

スタンドの外見は、顔のようなボディに短い手足が生えているだけです。

特殊能力は持ってませんが、本人曰く500体ほどの個体からなる群体型スタンドです。射程距離も非常に長くて、汎用的です。

作者の荒木先生は自分が欲しいスタンドは、ハーヴェストなんだそうです。

概要

街中の小銭を拾い集めているところを、仗助と億泰に見つかり、二人と知り合いました。

その後、仗助の発案により、ハーヴェストで拾得した、500万円が当たっている宝くじを巡り、ケンカになりました。しかし、クレイジー・ダイヤモンドとザ・ハンドを一緒に相手をして圧倒するほどの高い戦闘力を発揮しました。

しかし、サンジェルマンのカツサンドと勘違いして、吉良吉影の恋人の腕(?)を間違って持ち去ってしまったことから、キラークイーンによって爆死させられてしまいました。

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吉良吉廣が生み出したスタンド使い

今度は物語後半に登場する、吉良吉廣が生み出したスタンド使い達です。

ここで紹介するスタンド使い達は、吉良吉廣が所持していた矢に貫かれ、最後まで仗助たちに敵対していたたキャラクターです。

キラークイーン

「ダイヤモンドは砕けない」のラスボス、吉良吉影のスタンドです。

腕フェチです。爪の伸びが早い時には、殺人の衝動を抑えられなくなります。ただ、静かに暮らしたいだけなのですが、その生活を脅かす者は容赦なく殺害します。

能力

触れた物を爆弾に変えてしまうことができます。そして、その爆弾に触れた者も同じように爆破することができます。

爆破した後は、煙のように消えてしまいます。証拠を残したくない吉良吉影の性格を表した能力と言えます。

また、左手からは、遠隔自動操縦型のシアーハートアタックを射出することができます。シアーハートアタックに触れた人間も爆破することができます。

さらに最終盤では、自分を探して追い詰めようとした者を爆破してから時間を戻す、バイツァ・ダストという能力まで発現しました。

概要

しげちーを殺害したことをきっかけに仗助達に、追跡を受けることになり、一度は承太郎と康一に追い詰められたものの、川尻浩作に成り変わって逃げ切りました。

しかし、川尻早人に素性がバレたことをきっかけに、仗助に遭遇して敗れ、最後はオラオララッシュを被弾した上に、救急車に轢かれるという壮絶な最期を遂げました。

アトム・ハート・ファーザー

吉良吉影の父、吉良吉廣のスタンドです。既に死亡していますが、息子の吉影を守るために幽霊となって、味方になるスタンド使いを増やし続けました。

一見すると感動的ですが、実際には吉廣は気持ち悪いほどに吉影を偏愛してます。

能力

ポラロイドカメラと同化しているスタンドです。そのカメラで撮影されると、写真に写った範囲と同じ空間に相手を閉じ込めてしまいます。

さらにその写真に写った相手に攻撃を加える事で、それと同じダメージを相手に与えることができます。

写真を撮ってしまえば、全く無防備な相手に一方的に攻撃を加えることができる、強力な能力です。

概要

吉良吉影の自宅を調べにきた仗助たちを奇襲しました。

仗助と承太郎を写真の空間に閉じ込めることに成功しました。しかし、冷静な承太郎に、逆に写真の空間に閉じ込められてしまいました。

それ以降は、所持している矢で味方になるスタンド使いを増やし、息子をサポートしました。

しかし、最期は仗助に誘導された、キラークイーンの爆弾能力をモロにくらい、爆死してしまいました。

ボーイ・Ⅱ・マン

ジャンケンが大好きな子供、大柳賢の操るスタンドです。人型の外見をしていますが、直接的な攻撃能力を持っていません。

あくまでもジャンケンで勝負するスタンドです。

そのため、ジャンケンに応じない相手には、全く無力なスタンドだったりします。

能力

3本先取のジャンケン勝負を行い、1勝する毎に相手のスタンド能力を1/3ずつ奪い取ります。

3勝すれば相手のスタンド能力を完全に奪い取ることができます。相手がスタンド使いじゃない場合は、どうなるのか不明です。

概要

岸辺露伴に執拗にジャンケン勝負を挑み、あと1勝まで追い詰めました。

しかし、強運(アクトン・ベイビー)を味方に付けた岸辺露伴に逆に完膚なきまで、負かされてしまいました。

ストレイ・キャット

スタンドの矢に射抜かれた、猫のタマから発現したスタンドです。

と言っても、川尻しのぶに殺されてから、植物に転生する形で発現した特殊なスタンドです。

他者には興味が無いため基本的には無害ですが、自分に危害を加える相手や、自分の仇の川尻しのぶに対しては、全力で攻撃します。

能力

空気の圧力をコントロールすることができます。

真空の球体を作って発射することで攻撃したり、逆に高圧の球体で体を包んで防御したりできます。

クライマックスでは、真空の空気弾を、キラークイーンが爆弾化することで、必殺の遠距離爆弾となりました。

概要

なぜか川尻家の倉庫にいる所を、恐怖で錯乱した川尻しのぶに殺害されてしまいました。

スタンドの矢に射抜かれたものの、生存中はスタンドは発現しませんでした。しかし、死んで庭に埋葬された翌日に、植物として芽を出したところを、吉良吉影に発見され、保護されました。

クライマックスでは、吉良吉影の空気爆弾作成に利用されましたが、虹村億泰に奪い取られて、吉良吉影自身も敗れ去りました。

その後は億泰親子に飼われることになり、億泰の父親にとてもなついたようです。

エニグマ

宮本輝之助のスタンドです。

紙の中に物や生物を閉じ込めることができるという、もの凄く便利な能力です。

個人的にとても欲しいスタンド能力です。

能力

物や生物を紙の中に、閉じ込めることができる能力です。相手が人間の場合は、相手が恐怖を感じた時のクセを見抜き、そのクセを出させる必要があります。

閉じ込めた後は、閉じ込めた時のままの状態で保存することができます。ラーメンを閉じ込めたら、温度も麺の固さも、そのままです。

鮮度も保てる凄く便利な能力です。

概要

康一と仗助の母親を紙の中に閉じ込めた後に、仗助と噴上裕也の前に現れました。2人を人質に取った状態で勝負を挑み、一度は仗助を紙の中に閉じ込めることに成功しました。

しかし、噴上裕也の奮闘により、仗助と康一が復活し、最後は怒った仗助のドラドララッシュにより、本と同化させられてしまいました。

チープ・トリック

乙雅三が操るというよりも、”宿った”と言った方がピッタリのスタンドです。

本体の人間に死をもたらすという破滅的な能力です。

そう考えると、乙雅三は、吉良吉廣の所持する矢に射抜かれて、スタンド発現した時点で人生の破滅が確定してしまった不運な人間です。

能力

普段は本体である人間の背中に、貼り付いています。そして、背中を誰か他の人に見せてしまうと、その背中を見た人間に、乗り移ります。

さらに乗り移る時には、元の本体の人間の全生命力を吸い取って、小さなミイラのような姿にしてしまいます。

そういうわけなので、チープ・トリックに取り付かれた人間は、他人に背中を見せずに生活することを強いられます。

そんな状態では、まともな社会生活を送れるはずもありません。取り付かれた時点で、破滅が確定する史上最低のスタンドです。

概要

乙雅三自身は自分の背中にチープ・トリックが取り付いているとは知らず、背中を他人に見られてはいけないという強烈な自己暗示に従って行動していました。

しかし、そんな乙雅三に興味津々の岸辺露伴にはめられて、背中を見られてしまったことから、人生の終焉を迎えてしまいました…。

その後、チープ・トリックは露伴の背後に貼り付き、出前を勝手に呼んだり、犬や猫を挑発したりと、かなりのところまで追い詰めました。

しかし、最終的には振り返るとあの世に引き込まれてしまう道で、チープ・トリックだけ、あの世送りにすることに成功しました。

その他のスタンド使い

最後は虹村形兆や吉良吉廣とは無関係と思われる、その他のスタンド使い達です。

敵でも味方でもない、杜王町の一般市民のスタンド使いです。ある意味「ダイヤモンドは砕けない」の世界観を象徴したキャラクターです。

パール・ジャム

イタリア人料理人、トニオ・トラサルディーが操るスタンドです。

料理に対する情熱は凄まじく、汚い手で調理場を触られると激怒して、包丁を投げつけてきます。

その時の顔は必見です(^^;

能力

プチトマトのような外見の群体型スタンドです。自分の作った料理の健康効果を、凄まじいほどに増大させる能力があります。

パール・ジャムの能力を使って作られた料理に肩こり解消効果があれば、それを食べた人は、肩の皮膚の新陳代謝が尋常じゃない速さになり、皮膚がボロボロと剥がれ落ちて、辺り一面が垢だらけになるほどです。

スタンド自体は、プチトマトのような外見で、トニオが料理する時に中に入り込み、それを食べた人間の体内に入り込みます。

概要

仗助と億泰がある日、たまたま見つけたお店のオーナーシェフが、トニオ・トラサルディーでした。

オシャレな田舎のイタリアンレストランと思いきや、彼の作る料理を食べた億泰の体に、涙があふれだしたり、はらわたが飛び出したりなどの異常な変化が起きました。

敵ではないかと仗助に疑われましたが、結局は美味しくて健康的な料理に対する異常なこだわりがあるだけの、善良な杜王町市民でした。

アクトン・ベイビー

アクトン・ベイビーは、生後間もない、女の子の赤ちゃんが操るスタンドです。

赤ちゃんの親は見つからず、結局、ジョセフが養子にして、静ジョースターという名前になりました。

自分だけでなく、周りの物体まで、透明にしてしまう能力です。

能力

自分の体を中心に周囲にある物体を、全て透明にしてしまう能力です。

赤ちゃんであるがゆえに、能力をちゃんと制御することができません。

ストレスを感じることで、透明にする範囲が一気に広がってしまうため、周りにいる大人は、彼女を見失わないようにとても気を遣う必要があります。

概要

生まれて初めて会った、仗助とジョセフの気まずい関係の中に突如現れたのが、透明になる赤ちゃんでした。

無差別に透明になり、最後は川の中に落ちてしまいましたが、命の危険を顧みずに、血液で川の水を赤く染めたジョセフの機転により、仗助に救われました。

ジョセフの養子になって以降、その後どうなったのかは、不明です。

シンデレラ

エステティシャンの辻彩が操るスタンドです。運を引き寄せる顔や体形に変える能力を持つスタンドです。

しかし、口紅を塗らないと、逆に見るも無残な容姿に変わってしまいます。

笑ゥせぇるすまんの喪黒福造みたいな、スタンド使いです。

能力

運を引き寄せる容姿と体形に、整形する能力のスタンドです。

しかし、その運を固定するためには、一定時間ごとに口紅を塗り直す必要があります。

ところが、吉良吉影が川尻浩作の顔に変わった際は、恒久的に効果が続いたことから、その気になれば、口紅抜きでも固定できるようです。

概要

広瀬康一に恋い焦がれる山岸由花子に、整形を施しました。しかし、口紅を塗り直すという条件を破った由花子は、以前よりも醜い容姿になってしまいました。

しかし、由花子に対し、元の顔のパーツを見つけたら完全に元通りにするという条件を出し、最終的には康一の心に免じて、元の容姿に戻してあげました。

その気になれば、容姿を固定できるのに、わざと条件を出す、ちょっと意地悪なキャラクターです。

最終的には吉良吉影に殺害されてしまいました。

スーパー・フライ

社会に適応できない、鋼田一豊大に発現したスタンドです。

今は使われなくなった送電線の鉄塔が、スタンドそのものという特殊な能力です。

ジョジョリオンには、スキー場のリフトの鉄塔に住んでいる、豆銑礼なんてキャラクターも登場しています。荒木先生にはこんな居住環境に憧れているのかもしれませんね…。

能力

本体の鋼田一豊大にもコントロール不能のスタンドです。

特徴は、鉄塔の中に残った最後の人間を、閉じ込めておくことです。そして、その人間が外に出ようとすると、鉄の塊にして、行動不能にしてしまいます。

脱出しようとして、鉄塔を破壊しようとすると、その攻撃と同じ方法、同じパワーで跳ね返ってきます。

概要

鉄塔の中に閉じ込められてしまった鋼田一豊大は、仕方なく鉄塔の中に、調理器具や、トイレ、就寝場所を作り生活していました。杜王町は冬は寒いはずなので、どうやって寒い季節を乗り切ってるんでしょうか…?

野菜も自給できるようにして、釣りもできるようにして、魚も取っていました。

いつか身代わりがやってきて、自分が自由の身になれる日を待ち望んでいました。しかし、現れたのは仗助と億泰、未起隆だったため、目論見は失敗し、結局、自分が住み続けることにしました。

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まとめ

今回は第4部、ダイヤモンドは砕けないのスタンドを、一気に紹介しました。

やっぱり、クレイジー・ダイヤモンドが一番魅力的なスタンドでしょうか?

一方で、チープ・トリックだけは、絶対に避けたいスタンドですね。こんなスタンドを持ったら、身の破滅ですね…。

個人的にはパール・ジャムが、一番欲しいスタンドだったりします。友達に手料理を食べさせて、ビックリさせてやりたいです(^^;